こんにちは、はんぺんです。
東京都文江東区にある亀戸天神社(かめいどてんじんしゃ)は東京十社のひとつでもあり、下町の天神さまとして多くの人々に親しまれています。
亀戸天神社では、一年を通じて様々なお祭りを執り行っていますが、中でも人気なのが「梅まつり」「藤まつり」「菊まつり」といった季節の花々を楽しむお祭りです。
今回は毎年2月上旬〜3月上旬まで行われる「梅まつり」に行ってきましたので、その魅力や特徴、開花状況などをご紹介します。
亀戸天神梅まつり2024の魅力、開催期間や見ごろ時期
亀戸天神梅まつりの魅力は、梅の種類の豊かさと圧巻の本数ではないでしょうか。
境内には紅梅50本、白梅150本を含む計300本を超える梅の木が植えられていて、中には「五賢の梅」という一本の木に紅梅と白梅の花が咲く珍しい品種もあります。
亀戸天神がお祀りする菅原道眞公は、特に梅の花を好まれ、多くの和歌を詠まれました。
境内には、5歳で詠まれた「美しや 紅の色なる梅の花 あこが顔にも つけたくぞある」という歌碑と道眞公の像が本殿前にあります。
第26回亀戸天神梅まつりの開催期間
第二十六回亀戸天神梅まつりは、2024年2月4日(日)から3月3日(日)まで開催されます。
梅まつり開催時期:2024年2月4日(日)から3月3日(日)
梅の開花状況、見頃時期
亀戸天神の梅の見頃は2月中旬から3月上旬あたりですが、早いものは正月ごろから咲き始め、比較的長い期間、梅の花を楽しむことができます。
2024年2月中旬では、まだ7分咲きといった感じで蕾も多くありました
今年は暖かい日も多かったので例年より見頃が早いかと思っていましたが、全体的に満開となるまではあと1~2週間くらいかかりそうな印象でした。
2024年の亀戸天神梅まつりの見頃は例年通り、2月下旬から3月上旬になりそうです。
梅の見ごろ:2024年2月下旬から3月上旬
梅まつりに訪れた方々が「X」や「Instagram」に開花状況をアップしてくれますので、そちらも参考になりますね。
こんにちは☺️
— mint🌿 (@mint51504337) February 18, 2024
今日は亀戸天神へ⛩️
梅まつりが開催されていて、可愛い猿回しも見られました🐒☺️
晴天に呉服枝垂がお見事🌸🌸
スカイツリーも美しい✨
夕方は、次男の新居引越し第一弾。何日かに分けて荷物を運ぶ予定です😆 pic.twitter.com/aGGtmbnHMA
亀戸天神梅まつりの混雑状況
亀戸天神梅まつりには約10万人もの人が訪れます。
ただ1か月の開催期間の累計ですので1日にすれば数千人、参拝時間も分散しますので初詣のような混雑はありません。
とはいえ、お天気の良い週末ともなると参道には多くの人が列をなし、本殿への参拝に20〜30分ほど並ぶこともあります。
ぜひ時間に余裕を持ってお参りしましょう。
亀戸天神梅まつりの出店
梅まつりの期間は境内に屋台が出ます。土日でも数は多くないですが、ベビーカステラやチョコバナナ、おさつスティックなど、片手でも食べやすい軽食が中心で参拝前後に気軽に楽しむことができます。
また敷地の外には、くず餅で有名な船橋屋さんの臨時店舗も出ていました。
亀戸天神社の歴史、見どころ
亀戸天神の歴史
1661年(寛文元年)創建の神社。
古くは本社にあたる九州太宰府天満宮に対して東の宰府として「東宰府天満宮」、あるいは「亀戸宰府天満宮」と称されていましたが、明治6年に東京府社となってから亀戸神社と号し、昭和11年に現在の亀戸天神社と正式に名称が変わりました。
菅原道真公を御祭神としてお祀りすることから「学問の神様」として知られ、受験シーズンになると多くの受験生やご家族が参拝に訪れます。
本殿越しにスカイツリーを望むこの角度が一番の人気写真スポット。
本殿の両サイドに植えられた紅白の梅とのコラボレーションも美しいです。
紅梅の呉服垂枝越しに見る朱色の太鼓橋は、この時期の見どころのひとつ。
亀戸天神の参道は心字池に架かる3つの橋を渡って社殿へと導かれます。
この3つの橋には意味があり、「最初の太鼓橋は生きてきた過去を、次の平橋は今現在を、最後の太鼓橋は未来をあらわしている」とのことです。
手水舎には亀があしらわれています。
可愛らしい亀さんからお水をいただいてほっこりしました。
亀戸天神梅まつりの限定御朱印
梅まつりの開催期間中は、御朱印に「梅まつり」の印字が期間限定でほどこされます。
亀戸天神で御朱印と一緒にいただける絵葉書と飴。絵葉書も梅まつり期間限定の柄です。
亀戸天神でいただける御朱印帳は、東京10社めぐり共通を含め5種類。
表紙には梅や藤の花、太鼓橋などがデザインされていて美しく趣のある御朱印帳です。
御朱印袋も3色ありますのでお好みの組み合わせを選べます。
亀戸天神社へのアクセス
亀戸駅と錦糸町駅のちょうど中間あたりに位置しており、どちらの駅からも徒歩15分ほどです。
- 所在地 東京都江東区亀戸3丁目6番地1号
- 電話番号 03-3681-0010
- 交通 JR総武線「亀戸」駅より徒歩15分
JR総武線/地下鉄半蔵門線「錦糸町」駅より徒歩15分
亀戸天神で生まれた銘菓:船橋屋
関東風のくず餅で有名な「船橋屋」。
実は1805年に亀戸天神境内で創業したんです!
下総国(千葉県北部)の船橋出身の初代が、亀戸天神が梅や藤の季節に参拝客でにぎわうのを見て上京。湯で練った小麦澱粉をせいろで蒸し、黒蜜きな粉をかけて餅を作り上げました。
それがくず餅となり、江戸の名物の一つに数えられる程の評判となりました。
現在、「船橋屋亀戸天神前本店」は亀戸天神社のすぐ近く蔵前橋通沿いにあります。
船橋屋亀戸天神前本店の梅まつり期間限定商品
船橋屋亀戸天神前本店では、梅まつりの期間中、2つの限定商品を販売しています。
このうち、梅紫蘇味のくず餅はイートインのみの販売、あんみつはテイクアウトも可能です。
- 船橋屋の看板商品である梅紫蘇くず餅
- 梅餡に梅のシロップ漬、梅型くず餅を添えた、梅づくしの天神梅あんみつ
本店はいつも混んでいますが梅まつりの季節はさらに混雑し、土曜日の夕方には10組以上の方が並んでいました。そのため、イートインはあきらめてお土産を購入することにしました。
残念ながら、私が訪問したときは「梅づくしあんみつ」のテイクアウトは売り切れていました
船橋屋の元祖くず餅
限定商品は購入できなかったので、船橋屋の代名詞「元祖くず餅」を買って帰りました。
元祖くず餅は、自然の素材を自然のままに使用した和菓子で唯一の発酵食品です。
完全無添加なので賞味期限は短めですが、グルテン含有量もカロリーも低いヘルシーな和菓子です。
くず餅は甘さ控えめで意外とあっさりしています。
たっぷりかけた良質なきなこと黒蜜との相性は抜群です!
ネットでも購入可能なので、ご興味のある方はぜひお試しください
最後に
東京下町にあるパワースポット「亀戸天神」。
毎年2月上旬〜3月上旬まで行われる「梅まつり」は、境内に300本もの梅が咲き誇り、境内の「心字池」に架かる朱色の太鼓橋と紅白の梅のコラボレーションも見事です。
期間限定の御朱印や縁の深い限定和菓子なども楽しめるので、ちょっとしたお出かけにぴったりのイベントです。
一足早く春の息吹を感じられる亀戸天神梅まつり、ぜひご家族やご友人と訪れてみてはいかがですしょうか。
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