こんにちは、はんぺんです。
東京都文京区にある白山神社(はくさんじんじゃ)は東京十社のひとつでもあり、1,000年以上の歴史があります。
こじんまりとした神社ですが、紫陽花の名所としても知られており、6月には3,000株の紫陽花が咲き誇ります。
今年2022年は3年ぶりに「文京あじさいまつり」が開催され、2023年も開催が発表されました。
復縁や縁結びに御利益がある東京の身近なパワースポット「白山神社」。
そんな白山神社の見どころや、満開の紫陽花などをご紹介します。
白山神社の特徴
白山神社は、東京十社のひとつ。
東京十社とは、明治癌原、明治天皇が准勅祭神社として幣帛を捧げられ、東京の鎮護と万民の平安を祈願されたお社を東京十社と言います。
東京十社めぐり
十社の中では敷地面積は大きくありませんが、由緒ある神社です。
白山神社の歴史
白山神社の創開は古く、天暦年間(947~957)に加賀一宮白山神社を現在の本郷一丁目の地に勧請したと伝えられています。
元和年間(1615~1624)に2代将軍秀忠の命で巣鴨原(現在の小石川植物園内)に移り、その後、五代将軍職につく前の館林候綱吉の屋敷の造営のため、明暦元年(1655)現在地に再度移っています。
白山神社の御利益
白山神社は復縁の神社ともいわれており、恋愛や家族・友人との復縁を祈願する参拝者も多くいらっしゃるそうです。
白山神社の祭神は以下の3体の神様です。
菊理姫命(ククリヒメミコト)
菊理姫命は日本の産み神様であるイザナギとイザナミの夫婦が喧嘩をしたときに仲を取り持った縁結びの神様です。
菊理(ククリ)という名前は人と人を繋ぐという意味だそうです。
伊弉諾命(イザナギノミコト)
日本神話を生み出した父神といわれるイザナギノミコト。
天空の父神とも言われており、縁結びや事業成功の御利益があります。
伊弉冊命(イザナミノミコト)
日本神話を生み出した母神といわれるイザナミノミコト。
大地の母神とも言われており、イザナギノミコトと同様に縁結びや事業成功の御利益があります。
イザナギノミコトとイザナミノミコトは夫婦であり、「家内安全」のご利益も頂けます。
白山神社の御朱印
御朱印は本殿に向かう途中の右側にある社務所でいただくことができます。
受付時間:9:00~17:00
初穂料:300円
現在は書き置きのみで、御朱印帳へ直接書いていただくことはできません。
ただしっかりした厚紙に丁寧に挟んだ状態で渡していただけて、さりげない心遣いが素晴らしいなと思いました。
白山神社の境内・みどころ
鳥居
東参道にある鳥居。
それほど大きくはありませんが、古い歴史を感じる構えです。
参道脇にも美しい紫陽花が咲いていました。
鳥居をくぐるとまた小さな鳥居というか門のようなものが現れます。
このような形式の鳥居はめずらしいですね。
手水舎
手水舎も風情があります。
適度に古びた竹が良い雰囲気を醸し出している感じです。
社殿
社殿は白木造りで落ち着いた印象です。
朱色の社殿は華やかさがありますが、白木造りの風合いも素敵ですね。
拝殿には美しい木彫りの彫刻が施されています。
狛犬
白山神社の狛犬は金色の目が特徴的。
これもまた珍しいですね。
白旗桜(白山旗桜)
境内にはかつて江戸三大桜と呼ばれた「白山旗桜」が2本あります。
1本目は手水舎の横にあるこちら。
桜の木は幹しか写っていませんが、きっと春には見事な花が咲くのでしょうね。
もう1本が境内社の八幡神宮の鳥居横にあります。
孫文先生座石
中国の国父「孫文」が腰掛けた石があったことを記念する石碑です。
孫文は1912年に中華民国を建国した初代臨時大統領で、1895年から日本に亡命していました。
孫文と親交のあった日本の革命家が白山神社の近くに住んでおり、二人が境内の石に腰掛けて中国の未来と行く末について抱負を語り合っているとき、夜空に光を放つ流星を見ます。
この時、孫文は祖国の革命を誓ったとのことで、この歴史を伝えるべく史跡として残すことになったと石碑に書かれています。
境内社
関東松尾神社
本殿の左にある「松尾神社」。
江戸時代に京都嵐山松尾大社の文例を奉勧したのが始まりで、酒作りの神として酒造家に信仰されてきました。
11月の吉日に例大祭が行われます。
八幡神社
参道の途中にある「八幡神社」。
白山神社が遷座する前からこの地にあった地主神です。
先出の「白旗桜」を御神木としています。
八幡神社の鳥居横には、神社の由来と白旗桜の名前の由来が記されています。
内容を書くと長くなりますので割愛しますが、訪れた際にはぜひ読んでみてください。
浅間神社(富士塚)
白山神社の裏手には富士塚があります。
中央に聳える大きな木の迫力がすごい!
富士塚の山頂には「浅間神社」があります。
通常、文京あじさいまつりの期間中だけ開放され、中に入ることができます。
稲荷神社
社務所の右端には小さな「稲荷神社」があります。
お使いキツネも置かれています。
白山神社の文京あじさいまつり
2023年は白山神社で「文京あじさいまつり」が開催されます。
白山神社から白山公園にかけて植えられた約3,000株の紫陽花が見ごろを迎える6月中旬に行われる文京花の5大まつりの一つです。
開催期間:2023年6月10日(土)〜6月18日(日)
あじさいの開花情報・見ごろ
私はあじさいまつりの1週間前6月4日に訪れたのですが、日当たりの良い場所は満開になっていましたが、まだまだ開いていない株もありました。
全体的には7分咲きといった感じだったので、お祭り期間中はちょうど満開で見頃になっているのではないでしょうか。
紫陽花は満開の期間が1週間程度と長いので、まだしばらくは美しい花を楽しめると思います。
あじさい越しに社殿を見られるのはこの季節だけ!
普段は静かな神社ですが、紫陽花の時期はかなりの人出になります。
紫陽花の種類も豊富で、よく見る「セイヨウアジサイ」のほか、「ダンスパーティー」「スミダノハナビ」「ウズアジサイ」「テマリテマリ」などなど、色々な紫陽花を楽しむことができます。
境内だけでなく駐車場や周辺の道路など至るところに紫陽花が咲き誇っていました。
お隣の白山公園に続く道。
公園のほうにも紫陽花を楽しむ人がたくさんいらっしゃいました。
裏参道に続く階段も趣があります。
こちらの道沿いに咲く紫陽花は色鮮やかな赤紫など境内とはまた違った雰囲気でした。
あじさいまつりの期間中は、出店なども出るようです。
あじさいをモチーフにした金平糖や羊羹などなど見た目も可愛らしいのでついつい買ってしまいそうです。
文京あじさいまつりの口コミ
6/11(土)-19(日)東京・文京区の白山神社で「文京あじさいまつり」開催。3,000株のアジサイが見ごろを迎え、週末には模擬店や物産展、ステージイベント等も楽しめます ※富士塚の公開は行なわれません→https://t.co/Cnq06DyZfD pic.twitter.com/SocgMuTu5H
— イベントチェッカー製作委員会 (@event_checker) June 5, 2022
文京区白山神社の紫陽花祭り
— スノーパンダ (@snowpandas) June 12, 2022
待ちに待ったお祭り、という感じですごい賑わい😊💐
紫陽花和三盆、金平糖、羊羹も。 pic.twitter.com/Prq6QtMAbv
(水無月詣)白山神社⛩
— とんぼ‼️ (@musasinokuni15) June 11, 2022
紫陽花で有名な東京十社の白山神社に詣りました。本日より文京あじさいまつりが開催されています。境内は紫陽花がいっぱいとイベント会場もあって見てて楽しいですね。ここの御朱印は通年書置きです😃 pic.twitter.com/VkTByd6KAa
白山神社へのアクセス
- 所在地 東京都文京区白山5丁目31−26
- 電話番号 03-3811-6568
- 交通 都営三田線「白山」駅 徒歩3分
東京メトロ南北線「本駒込」駅より徒歩5分
最後に
東京都新にあるパワースポット「白山神社」。
派手さはないものの歴史を感じる見どころたっぷりの神社でした。
特に6月は満開のあじさいと歴史ある社殿とのコラボレーションを楽しむことができるのでオススメですが、桜の季節にも訪れてみたいと思いました。
以上、ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント