こんにちは、旅好き会社員はんぺんです
日本を代表する温泉地のひとつである「熱海」、近年はオシャレなカフェやレストラン、映えスポットなどが増えており、若者にも人気の活気ある街になっています。
熱海は、東京や名古屋などからのアクセスが良いのも魅力のひとつ。ただ、交通の便が良いだけに、毎回悩むのが「どの電車で行くか」ということ。
東京から電車で向かうなら「新幹線」「特急踊り子」「東海道本線」などを利用するのが一般的ですが、どれも一長一短あり、いつも迷って色々調べています。
今回は、熱海⇄東京の電車移動について徹底比較して、自分なりに結論を出しました。
この記事を読めばもう迷わない!
東京から熱海に電車で行く予定の方はぜひ参考にしてください。
熱海⇆東京 旅行に最適な電車は? これが結論
東京⇄熱海間を電車で移動するオススメの方法は、以下の通りです。
個人的にはJR在来線である「東海道線のグリーン車利用」が最もバランスが良くベストの方法という結論です。
ただ、時間に制約があったり、電車好きの家族がいたりすると結論も変わるのかなと思いますので、それぞれの特徴とメリット・デメリットを順に紹介します。
東海道線の快速列車として運行していた「快速アクティー」は2023年3月に運行終了となっています
熱海⇆東京 電車で行く3つの方法
東京から熱海へ乗り換えなしで行ける主な電車は「新幹線」「特急踊り子」「東海道線」の3つです。特徴を順に確認してみましょう。
新幹線で熱海へ行く
東京から熱海への電車アクセスで最初に候補にあがるのが「新幹線」です。
熱海駅に停車する新幹線は「ひかり」と「こだま」。
ただし、「ひかり」は停車しない便もあるので要注意です。
所要時間は、ひかりで約40分、こだまで約50分と、移動時間の速さはダントツです。
急いでいる時や移動時間を最大限短縮したいという場合は、新幹線の利用が一番オススメです。
料金は、自由席で3,740円,指定席4、070円。
指定席で往復すると1人あたり8,140円と家族旅行ではそれなりの出費になります。
また、たったの40分で移動できることがメリットである反面、電車で旅行気分を味わいたいという方は物足りなさを感じるかも。
電車の中で駅弁を食べたり、到着後の観光プランを相談したりといった時間は旅行気分が盛り上がりますが、新幹線移動の場合はあっという間に到着するのでせわしなく感じることもあります。
踊り子で熱海へ行く
熱海・伊豆への旅行といえば、運行40周年を迎えた特急「踊り子」をイメージする方も多いのではないでしょうか。
踊り子号には、E257系の「踊り子」とE261系の「サフィール踊り子」の2種類が走行しており、車両には大きな違いがあります。
特急踊り子
「踊り子」は歴史ある電車だけに車両が古いのが難点でしたが、2021年にE257系電車へ入れ替えが行われました。E257系車両は新車ではなく10年ほど他路線で使用された中古なのですが、従来の40年選手よりはだいぶ若返ったことになります。
車内は伊豆の海と空をイメージした「ペニンシュラブルー」を基調にしたカラーリングに統一され、明るい印象になっています。
乗り心地も旧車両より格段に良くなったようですが、他の特急電車と比べて特筆すべき事項は正直特にないかなと思います。
東京⇄熱海間の片道所要時間は約100分。
料金は3,560円(指定席)です。
在来線チケットレス特急券(トク割)などの割引サービス利用で安く購入できる場合があります。
料金や所要時間などトータルで考えるとあまり魅力的な選択肢ではないように思います
サフィール踊り子
2020年に新たなフラッグシップ列車、「サフィール踊り子」が新造投入されました。
これは「踊り子」の格上列車として存在した251系電車「スーパービュー踊り子」の後継列車。
窓が大きく海側の景色がよく見えるように配慮された座席配置になっているうえに、天窓まであり、海や空などの素晴らしい眺望を堪能できる車両になっています。
「サフィール踊り子」の特徴はすべての座席がグリーン席ということ。
5号車から8号車までは1+2の3列配、1号車はプレミアムグリーン車で、なんと1+1の2列配置という贅沢さです!
2号車と3号車は個室車両で、最大4人用と最大6人用が2つずつあり家族やグループでの利用にオススメ。4号車は食堂車本格的なフレンチを味わえます。
最上級の電車旅を味わうことができる「サフィール踊り子」。
東京⇄熱海間の所要時間は約80分。
料金は一番安い5〜8号車のグリーン車で6,640円とややお高めです。
電車移動の時間を特別な体験にしたいという方は載ってみる価値ありかもしれません
東海道本線で熱海へ行く
東海道線(東京-熱海間)は、横須賀線・京浜東北線に対する快速路線です。
そのため、横須賀線などに比べると停車駅は少ないものの、特急では無い普通の在来線ですので東京⇄熱海間の所要時間は約100分かかりますが、普通料金のみで乗車でき、料金は1,980円と格安です。
ただし、車両も普通列車の仕様ですので、100分乗車することを考えると乗り心地に難があるかもしれません。
そこで、検討したいのが「グリーン車」の利用です!
JR東日本の普通列車グリーン車両は比較的安価で購入できるので利用価値ありです。
土日祝日はホリデー料金や割安になりますので、旅行やレジャーに使いやすいシステムなのも嬉しいポイント。
東京⇄熱海間のグリーン券料金は、事前購入の場合で平日1,000円、祝休日なら800円です。
普通乗車券と合わせて祝休日なら片道2,744円、往復5,488円でグリーン車に乗車できます。
なお、このグリーン券はJR東日本グループの共通ポイント「JREポイント」を使えば片道600円相当で利用でき更にお得になります。
夏休みや秋の行楽シーズンに合わせて割引キャンペーンを行なっていることもありますので、タイミングが合えば片道500ptとか400ptといった破格の料金でグリーン車を利用できるかも。
JREポイントを利用してグリーン券を購入する方法は、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてお読みください。
▶︎▶︎▶︎JREポイントでお得にグリーン車を利用しよう〜家族でポイントシェアも可能
グリーン車を利用すれば、車内でお弁当やドリンクを楽しむこともでき、旅行気分が盛り上がります。読書をしたり、到着後の観光プランを検討したり、快適な座席でゆったりと過ごすことができますね。
もちろん、とにかく安く!という場合は東海道線の普通列車を利用するのも選択肢のひとつ。
その場合は往復でも4,000円未満ですみますのでコスパは最高です。
おまけ:熱海の手荷物預かり所
最後におまけ。
熱海旅行に行くなら知っておいて損はない情報をシェアします。
宿泊施設をチェックアウトした後など、手荷物を預けておきたい場合はコインロッカーを利用することがあると思います。熱海駅周辺にはコインロッカーが沢山あるので、「全て利用中で預けられない」という心配はご無用です。
ただ、スーツケースなど特に大型の荷物を預ける場合は料金が高いのが気になることも。
熱海の駅ビル内コインローカーは、一番小さいサイズで400円、スーツケースが入る大型サイズだと800円の利用料です。
そこでオススメなのが、駅前にある「手荷物預り所」。
有人の施設で、荷物1つあたり100円〜300円と、コインロッカーより割安で荷物を預けることができます!
コインロッカーに入らない大型の荷物でも1個300円で預けられるよ
熱海の手荷物預かり所は、熱海駅(改札は1つ)を出て駅前ロータリーを挟んだ正面のビル「アタミックス」の1階にあります。
「有人」なので夜間や早朝は対応していませんから注意が必要ですが、大きな荷物がある場合や少しでも安く荷物を預けたい時に利用価値大です。
最後に
東京駅⇄熱海駅を在来線で移動する3つの手段を比較しました。
個人的にはJR東海道本線のグリーン車利用をベースに、「花火を見てから帰る場合は新幹線」とか「同行者が電車好きだから奮発してサフィール踊り子に乗る」など、シチュエーションによって使い分けるのが良いかなと思っています。
それぞれにメリット・デメリットがありますので、この記事を参考に自分好みの列車を選択して、楽しい旅行にしていただければ幸いです。
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