こんにちは、はんぺんと申します。
今回は、双子パンダで賑わう東京上野の東照宮を散策してきました。ちょうど、冬の名所「ぼたん苑」が開苑中でしたので、こちらも沢山の写真と共にご紹介します。
このブログを読めば、上野東照宮がどんな場所か、御利益や見どころなどがわかります。
上野東照宮 基本情報
上野東照宮 略記
「東照宮」とは徳川家康を祭る神社のこと。
日本で最も有名なのは日光東照宮ですが、他にも久能山東照宮や世良田東照宮、仙波東照宮など全国に130社ほどが現存すると言われています。
東京の上野公園内にある上野東照宮は、見舞いのため駿府城にいた藤堂高虎が家康公の病床に招かれ、末長く魂鎮まるところを造って欲しいと遺言されて、高虎の家敷地である上野の山に1651年(慶安4年)造営されたそうです。
「社殿」「唐門」「透塀」「銅灯籠」「大石鳥居」などが国指定重要文化財に指定されており、見どころがいっぱいの神社です。
上野東照宮 ご利益
上野東照宮を参拝するとどんなご利益があるのか気になりますね。
上述の通り、戦国の世を収めた徳川家康公が祀られていることから「必勝」のご利益があるとされています。そのため、「学業成就」「受験・就職合格」「出世開運」など勝ちにまつわるご利益を授かることができます。
上野東照宮 アクセス(行き方)
所在地
〒110-0007 東京都台東区上野公園9-88
交通
- JR上野駅 公園口より徒歩約5分
- 東京メトロ銀座線・日比谷線 上野駅 池之端口より徒歩約5分
- 京成電鉄・京成上野駅 池之端口より徒歩約5分
駐車場
専用駐車場はありません。
上野公園には、上野東照宮のほか上野動物園や東京文化会館、国立科学博物館など沢山の施設がありますので、周辺の駐車場は混み合うことが予想されます。公共交通機関の利用が良さそうです。
参拝について
参拝は無料ですが、「透塀」の内側で「社殿」を拝観する場合、500円の拝観料がかかります。
参拝時間は冬季と夏季で異なります。また、御朱印や御守お札授与は少し早めに閉まるので注意。私が訪れた時も結構並んでいましたので、時間に余裕をもって訪れることをおすすめします。
期間 | 御参拝 | 御朱印等授与 | 御拝観 |
冬季(10月〜2月) | 9:00~16:30 | 9:30~16:00 | 9:30~16:00 |
夏季(3月〜9月) | 9:00~17:30 | 9:30~17:00 | 9:30~17:00 |
▷▷▷公式ホームページ
上野東照宮の境内
大石鳥居
1633年(寛永10年)に酒井忠世が奉納した大石鳥居。国指定重要文化財です。
石材には備前の御影石が使用されており、関東大震災の時にも少しも傾かなかったほど頑丈な造りになっているそうです。
水舎門
大石鳥居をくぐったらすぐに水舎門が現れます。
もともと社殿の手前にある水車として使用されていたものを門として利用しているそうです。
水車門をくぐった先の参道は、両サイドに石灯籠が設置されていて趣があります。石灯籠の後ろには立派な桜の木が並んでいますので、春先の桜並木はさぞ綺麗だろうと想像できます。
五重塔
社殿に向かう参道の中ほど、右側に寛永寺の五重塔が見えてきます。こちらも国の重要文化財に指定されています。なお、参道からは五重塔に近づくことはできません。間近で見るためには上野動物園に入園する必要があります。
神楽殿
1874年(明治7年)、深川木場組合が奉納した神楽殿。屋根の勾配の美しさはとか随一と言われているそうです。
コロナの影響で手水舎は利用できなくなっていました。ぼたんの花があしらわれて美しく飾られています。
唐門
1651年(慶安4年)造営された唐門、正式名称は唐破風造り四脚門(からはふづくりよつあしもん)です。
柱内外の四額面にはの昇り龍・降り龍の彫刻があるのですが、偉大な人ほど頭を垂れるということから、頭が下を向いている方が昇り龍と呼ばれているそうです。深いですね(笑)
銅灯籠
唐門も周りには見事な銅灯籠が多数あり圧巻です。全48基あるそうです。
唐門の両側にある6基は、徳川御三家より2基づつ寄進されたものだそうです。
社殿
社殿を近くで見たかったのですが、タイムアップで今回は拝観できませんでした・・・。
拝観料を払って中に入ると、金色を社殿を間近で見ることができ、透塀や開運開祖合格必勝祈願の栄誉権現社、御神木などを観ることができます。
なお、文化財保護の為、社殿内は非公開となっています。
上野東照宮 双子パンダの御朱印
社殿の拝観を断念してまで優先したのが、御朱印です。
上野東照宮は通常の御朱印のほかに季節ごとの御朱印など様々な種類があり、2022年1月1日から2月28日まで、双子パンダ公開記念の押印つき御朱印をいただくことができます。
並んでゲットした御朱印がこちら。まつげの長い双子パンダが愛らしいです。
中央の大きな印は創建当初の御祭神「東照神君、天海僧正、藤堂高虎」を示します。明治の神仏分離令により御祭神が変わり現在は家康公、吉宗公、慶喜公をお祀りしていますが、以前から使われていた印を現在も使用しているそうです。右下の小さな印は「東照宮社務所」です。
上野東照宮 ぼたん苑
上野東照宮ぼたん苑は冬季でも16:30まで開苑しています。入苑料は700円。東照宮拝観との共通券なら1,100円なので別々に購入するより100円安くなります。
冬ぼたんを楽しめるのは1月1日から2月下旬まで、春ぼたんは4月中旬から5月中旬の開苑です。
上野東照宮ぼたん苑は、徳川家康公を御祭神とする上野東照宮の敷地内に、1980年4月、日中友好を記念し開苑しました。
上野東照宮公式ホームページより
回遊形式の日本庭園に植栽された牡丹は現在、春は110品種600株、冬は40品種150株が栽培されています。
東京都心にありながら緑豊かな上野で、江戸風情に身を委ねながら、ごゆっくりと牡丹をご観賞ください。
冬ぼたんは、春に咲く牡丹を冬に咲かせたもの。もともと冬に咲く性質のある寒牡丹とは別の品種です。冬牡丹には、わらを被せて寒さや霜を防ぎます。
新春を祝う華麗な冬ぼたん。カラフルで素敵でした。
まとめ
東京上野公園内に鎮座する上野東照宮。幕末の上野戦争でも火の手が及ばず、関東大震災にも倒れず、第二次世界大戦では社殿と透塀の間に爆弾が投下されるも不発弾でことなきを得るなど、300年以上も不思議な力に守られてきた、まさにパワースポットです。
またぜひ参拝して、強運な神君のパワーにあやかりたいと思います。
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