こんにちは。旅好き会社員「はんぺん」です。
今回は山梨県山梨市にある「フルーツパーク富士屋ホテル」に宿泊してきましたのでホテルステイの詳細をレビューします。
フルーツパーク富士屋ホテルは甲府盆地を望む高台に位置しており、富士山や南アルプスの山並みが見渡せ、満天の星空と甲府盆地の見事な夜景が楽しめます。
天然温泉「万葉の湯」は露天風呂はもちろん遠赤外線低温サウナも完備。
絶景と温泉が自慢のリゾートホテルは老舗の富士屋ホテルならではのおもてなしに癒される素敵なホテルでした。
約70枚の写真とともに詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
フルーツパーク富士屋ホテル基本情報
施設概要
フルーツパーク富士屋ホテルは、1年を通して様々なフルーツや花々を楽しめる笛吹市フルーツ公園に隣接する小高い丘に建ち、結婚式場やイベント会場も有する地元住民にも愛されている由緒あるホテルです。
5階建て客室数43室と大規模ホテルではありませんが、素晴らしい絶景と天然温泉、地元の旬の食材を使ったお料理、ホスピタリティのある接客など、トータルの満足度は高かったです。
また、ホテルのカフェで提供される名物パフェは、フルーツ王国山梨の新鮮な旬の果物がたっぷりゴロゴロ入っていて大人気。訪れたら必食の逸品です。
住所 | 〒405-0043山梨県山梨市江曽原1388 笛吹川フルーツ公園内 |
TEL | 0553-22-8811 |
交通アクセス | JR中央線山梨市駅から車で7分。 |
駐車場 | 有り 100台 無料 |
チェックイン/チェックアウト | 15:00/11:00 |
おすすめポイント
少し不便な場所にあり、観光地としてはすぐ隣の石和温泉のほうが有名ですよね。
でもその分、天然温泉のある絶景の老舗ホテルなのに比較的お安く宿泊できました。
旬の食材を使ったお料理も美味しくて、地産の山梨ワインの種類も豊富。
箱根の富士屋ホテルの系列なのでホテルサービスのレベルは高く、非常にコスパのよいホテルです。
近年は有名な温泉地はインバウンドの影響もあって混雑して宿泊費も高額になっているので、このホテルは穴場かもしれません。
アクセス・送迎バス
ホテルの最寄駅はJR「山梨市駅」です。
東京方面からだと、新宿から特急かいじで約90分の距離です。
ホテルの送迎バスはありませんので、市営バスかタクシーを利用します。
市営バスは1日に3便しかないのでご注意ください。
車の場合は、中央高速 勝沼ICから富士屋ホテルまでは約30分。
駐車場は無料です。
フルーツパーク富士屋ホテルの全体像
外観・屋外テラス
シックなブラウンを基調としたレンガ調のオシャレで南欧風な建物。
重厚感と柔らかく優しい印象が共存するクラシックな雰囲気です。
敷地入り口からホテルまでの坂を上がると、建物に続くアーチがあります。手前の右側が駐車場になっています。その先は噴水を中心とした回廊と車寄せがあります。ゆとりのある空間です。
アーチをくぐった左手奥には広々としたテラスがあります。席数も多くかなり贅沢な空間です。
テラスからの眺望。素晴らしい景色です。秋風が心地よく感じます。
この時は雲に隠れてしまいましたが、正面に富士山が見えます。
週末ともなると複数の結婚式が行われます。
私が宿泊した日も4組の式と披露宴があったようです。結婚式場としても人気のホテルなのですね。
エントランス・ロビー
アーチをくぐって右側にホテルエントランスがあります。
駐車場から荷物を運ぶ時などに利用するカートが複数あり、ホテルの方が常時数名いらっしゃいました。
一歩中に入ると正面には華やかな大階段が。ウエディングフォトの鉄板スポットですね。
重厚感があって素敵です。
大階段の前を左に曲がるとチェックイン・カウンターがあります。
パープルのカーペットはワインをイメージしているのでしょうか。シックで落ち着いた色味です。
ホテル売店 ヴィーノ
チェックインカウンターの先には売店「ショップ ヴィーノ」があり、山梨県のお土産品を幅広く扱っています。
特産品や銘菓のほか宝飾品が充実している印象です。
山梨県産のワインも複数取り揃えられていました。
チーズなどちょっとしたオツマミもあり、お部屋でワインを楽しみたい方は活用できそうです。
売店の向かいが「フルーツカフェ ベラヴィスタ」です。
季節の旬のフルーツをふんだんに使ったパフェが大人気のカフェで、朝食会場にもなっています。
夕方のハッピーアワーでは、ビールや日本酒、コーラなどのソフトドリンクを売店より少しお得な価格で提供してくれます。ただし、カフェ内ではいただけず、お部屋への持ち帰りが前提のようでした。
エレベーターホール・廊下
廊下やエレベーターホールなども全体的に空間を広くとっていてゆとりある造りです。
丁度品などはシンプルで、優しく落ち着いたブラウン系の色調に統一されています。
ほぼ利用することはありませんでしたが、内階段も洋風で素敵でした。
今回宿泊した5階のエレベーターホール横の空間。
広々としていて眺望も素晴らしく開放感があります。
廊下の幅も広いので大きな荷物を持っていても安心。
カーペットはしっかり厚みがあり足音やスーツケースの音が気になることもほぼありませんでした。
全体的にベージュ・ブラウンを基調としつつホワイトの割合が多くなり明るい印象です。
スタンダーツツインルームの室内
今回は、最上階5階のほぼ中央に位置する506号室に宿泊しました。
「スタンダート・ツインルーム」です。
レトロ感があって可愛いルームキー。
扱いやすさはカードキーに劣りますが、味わいがあって良いですね。
オートロックなので利用するのは入室時のみで大丈夫です。
部屋タイプ・詳細
客室はスタンダードツインのほか、和室や和洋室もあります。
最も部屋数が多いのがスタンダードツインです。
スタンダードツインルームは4階〜5階にあり、客室内から雄大な景色と夜景が一望できます。
広さ36㎡とゆったりめで、大きな窓から明るい日差しが差し込みます。
ベッドサイズは122cm×195cmと、こちらも十分なゆとりがあります。
優しく落ち着いた雰囲気に差し色のオレンジが華やかさを加えてくれています。
ベッドサイドは埋め込みのデジタル時計と、引き出しても使える大小のテーブル、その上にはアクセサリーケースが置かれています。
ソファは1人掛けとロングタイプの2種類、コンパクトな丸テーブル。
ちょっと寝転がっても大丈夫そうな大きさで思い思いにくつろげます。
バゲッジベンチもしっかりした造り。
下の引き出しには浴衣が入っています。
デスクカウンターは大きすぎずシンプル。
全面に大きめの鏡、足元にはダストボックス、サイドの棚にティッシュケース、ドライヤーが置かれています。
デスク周りの備品もごくシンプルでメモ帳はありますが封筒や便箋などはありません。
カウンター引き出しの一番下がセイフティーボックスになっていました。
上の2段は空です。
室内・バルコニーからの眺望
丘の上ならではの素晴らしい眺望。ホテルのブラウンが豊かな緑に映えますね。
天気が良ければ室内から正面に富士山を望む絶景が楽しめます。
夜景も素晴らしいです。
冷蔵庫・ミニバー・カフェ
居室と水回りスペースの間の空間にカウンターを配した小さなスペースがありました。
小さなスツールが置かれており、壁一面がガラス貼りなのでメイクスペースとしても使えます。
冷蔵庫の中は空です。
購入してきたドリンク類をたっぷり冷やせますね。
ミネラルウォーターのほか、ドリップコーヒーと日本茶のサービスがありました。
コーヒーは売店で200円で売られている商品です。
コーヒーカップと湯呑みに加え、ワイングラスが用意されているのも山梨の宿ならではかもしれません。もちろん、ワインオープナーもありました。
水回り・アメニティ
水回りは、洗面・トイレ・バスが一体となっているタイプです。
洗面ボールはひとつ、トイレはウォシュレット付です。
バスタブは大きめですがシャワーヘッドなど全体的にごくシンプルなタイプです。
大浴場があるので利用することはほぼ無いかと思います。
浴衣
室内着として浴衣のサービスがあります。
浴衣で移動できるのは室内と大浴場のみで、レストランやロビーなどには行けません。
小さな手提げも用意されていて、これがホテル内の移動時に役立ちました。
ルームキーやスマホ、リップクリームなどを入れて食事の時などに持ち歩いていました。
天然温泉・大浴場
富士山と新日本三大夜景を望める温泉大浴場は地下1階にあります。
自然石を施した落ち着きのある万葉温泉(フルーツパーク温泉)は、美肌効果のある天然温泉。
泉質はアルカリ性単純温泉で、温度はぬるめです。
遠赤外線低温サウナも併設されています。
タオルやアメニティ類は更衣室に備え置きがあるので、お部屋から持ち出す必要はありません。
アメニティは最小限で、ヘアゴムはありませんでした。
大浴場の外には休憩スペースとマッサージエリアがあり、奥にはエステティックサロンがあります。
アイスクリームとソフトドリンクの自動販売機もあります。
コインランドリーもこのフロアに設置されており、300円/1回(洗剤自動投入)で利用できます。
自動販売機
自動販売機と製氷機は3階と5階にもあります。
アルコールがあるのは3階のみ。価格は定価より数十円〜百円ほど高く、ホテル売店より気持ち安いです。
レストラン・ラウンジ
ホテルのレストランは3つ。
他にフルーツカフェとラウンジがあります。
1泊2食付きプランで宿泊する場合、朝食・夕食それぞれを和食・洋食から選ぶことができます。
スタンダートプランでは、和食の場合は「笛吹川」、洋食の場合は、夜は「ラ・コリーナ」朝は「ベラヴィスタ」が会場となります。
ワインサーバー(ラウンジ)
ホテル1階、エントランスのすぐ横にあるラウンジ「イル・カミーノ」。
ほぼ終日(7:00〜24:00)、ワインサーバーのワインを楽しむことができます。
ホテルソムリエおすすめのワイナリーから8種類のラインナップ。
気に入ったワインはショップで購入もできます。
いずれも1杯500円で、60mlまたは30mlです。
フロントで事前にワインカードを購入して利用します。
ラウンジは薪の暖炉があって素敵な雰囲気です。
購入したワインはラウンジ内はもちろん、テラスや客室など好きな場所でいただくことができます。
夕食メニュー(和食)
夕食は「和食」を選択しました。
日本料理レストラン 笛吹川では、山海の食材や果物をふんだんに使った彩り豊かなメニューが楽しめます。
前菜は、焼き茄子豆腐、ほうれん草菊花お浸し、鯖卸し和え。
鯖卸し和えは大根おろしがさっぱりしていて美味しかったです。
お造り。飾りツマが豪華すぎてお刺身が隠れていますが、マグロと白身(たしかハマチだった)は新鮮で分厚くカットされているから食べごたえもありました。
飾りツマは銀杏の葉を模した大根や松の葉のきゅうりなど季節感があっていいですね。
小茶碗は、甘鯛鶏卵蒸し。見た目は地味ですが出汁のきいた餡かけで旨味たっぷりでした。
蒸し物は、きのこと帆立貝、水菜。胡麻ポン酢でいただきます。
さっぱりとこってりの融合です。
お凌ぎのもち麦葛寄せ。中に大きなエビが入っていました!
この後はお食事。きのこ御飯、赤だし汁、香の物をいただきましたが、写真撮り忘れました・・・。
赤だし汁が美味しかったです。
水菓子は、柿ババロア。柿の実を模した器に入っていて可愛らしいです。
甘さ控えめのババロアの中にはナタデココと葡萄が入っていて、上にのった小豆と生クリームと一緒に食べると丁度良い優しい甘さになりました。ごちそうさまでした!
朝食メニュー(洋食)
朝食は洋食を選択しました。
食事会場は1階のカフェ・ベラヴィスタ。
「眺めの良い場所」という意味でテラスに面した光あふれるカフェです。
朝食メニューは2種類。
オムレツをメインとするアメリカンブレックファーストと、ボリュームたっぷりのシェフサラダプレートをメインとするサラダブレックファーストです。
私はサラダブレックファースト、夫はアメリカンブレックファーストを選びました。
さらに、フルーツジュースとサラダのドレッシング、食後の飲み物は複数から好みのものを選べます。
焼きたてのホテルブレッド、クロワッサンとトーストです。
いちごジャムと葡萄ジャム、バターがついています。
ジャムをつけたトーストを久しぶりに食べましたが、懐かしくて素朴な甘みのジャムが美味しくてトーストをおかわりしてしまいました。
コーンスープ。ホテルメイドのスープは特別に美味しく感じます。
メインのシェフサラダプレート。お野菜のボリュームがすごいです。
グリーンサラダににんじんとレーズンのマリネ、生ハム、ポテトサラダ、ゆで卵、きゅうり、ミニトマト、かいわれ大根、ブロッコリー。どれもフレッシュで身体が目覚める感じがします。
4種のドレッシングの中から、人参ドレッシングを選びました。
夫が選んだアメリカンブレックファーストのメインディッシュ、プレーンオムレツ。
見るからに上質なオムレツは、チーズオムレツやスパニッシュオムレツも選べます。
フルーツ盛り合わせ。
フルーツパークならではの旬のフルーツをたっぷりいただけます。
食後のホットコーヒーを飲みながら、雄大な景色を眺め、優雅な朝をゆっくり味わいました。
最後に
山梨県山梨市のフルーツパーク富士屋ホテルのホテルステイ詳細をレビューしました。
宿泊は今回が初めてだったのですが、実は若い頃にこのホテルで行われた山梨出身の友人の結婚式に参列したことがあります。その時から素敵なホテルだなという印象はあったのですが、なかなか宿泊する機会がなく、やっと再訪することができました。
富士山を望む絶景や旬のフルーツをはじめとする地産の食材を満喫でき、天然温泉露天風呂もあるリゾートホテル。ホテルスタッフの接客も申し分なく、総じて居心地の良いホテルでした。
隣接する広大な敷地のフルーツパークや国内ワイン生産地ならではの多数のワイナリーなど観光地へのアクセスも良く、宿泊料金は比較的リーズナブルなので必ずまた宿泊したいと思っています。
この記事が、あなたの旅行の参考になれば嬉しいです。
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