別府地獄めぐり!路線バスと徒歩で効率的に巡る方法と地獄の見どころなどご紹介

別府地獄めぐりIC 別府温泉
はんぺん
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こんにちは!旅好き会社員、はんぺんです。

大分県別府の観光名所といえば「地獄めぐり」
別府温泉を訪れたならぜひ立ち寄りたい人気の観光スポットですが、別府駅からは距離があるため観光バスツアーに申し込んだりレンタカーを借りたりしないと行けないイメージがあるかもしれません。
でも実は路線バス利用でも問題なくすべての地獄を巡ることが可能です!

この記事では、路線バスを使って効率的に地獄めぐりをする方法や所要時間、それぞれの地獄の見どころなどをご紹介します。

別府地獄めぐりとは

別府地獄めぐり地図

別府温泉で自然に湧き出している「地獄」と呼ばれる源泉を間近で見学できるスポットを巡ることです。

地獄の名称由来

ここ鉄輪・亀川の地獄地帯は、千年以上も昔より噴気・熱泥・熱湯などが噴出していたことが「豊後風土記」に記せられ、近寄ることもできない忌み嫌われた土地であったといわれています。
そんなところから、人々より、「地獄」と称せられるようになりました。今も鉄輪では温泉噴出口を「地獄」とよんでいます。 
べっぷ地獄めぐりは 、100 度近い温泉の源泉を見る観光施設です。

別府地獄めぐり公式サイト

別府地獄めぐり 料金

別府地獄組合に加盟している地獄は合計7つ
これら全ての地獄をめぐるための共通観覧券は大人2,000円、小人1,000円です。
地獄ごとに別々に払うことも可能ですが、1箇所400円なので共通券なら800円もお得です。

有効期間は購入日とその翌日の2日間。
一般の共通券はどの地獄でも購入可能です(団体受付は海地獄または血の池地獄のみ)。

地獄めぐり割引券

別府地獄組合の公式サイト に特別割引券があるので要チェックです。

画面表示で10%割引になりますので忘れずに提示しましょう!

別府地獄めぐりをする方法 車・観光バス・路線バス・自転車

別府地獄組合に加盟している地獄は、大きく分けると「海地獄エリア」と「血の池地獄エリア」の2エリアに分かれています。
同エリア内の地獄は徒歩でめぐることが可能ですがエリア間の距離や約3kmありますので何らかの移動手段が必要となります。

アクセスマップ
別府地獄組合公式サイトより

別府地獄めぐり 車・タクシー

車でめぐる場合は、東九州自動車道 (別府IC)から右折、県道11号を鉄輪温泉方面に約3km直進、車で約5分です。
自分で運転すれば時間を気にすることなく自由に巡れますし、各地獄には無料駐車場があるので安心です。
ただし、同エリアの地獄であれば車移動より徒歩の方が便利な場合もあります。

タクシー利用の場合、時間と料金の目安は以下のとおり。
別府駅→海地獄 約15分・約1,900円
亀川駅→海地獄 約10分・約1,300円

時間に縛られずに移動したい方や急いでいる方はタクシー利用も選択肢のひとつではないでしょうか。

別府地獄めぐり 観光バス

初めての別府地獄めぐりなら観光バスを利用するのもオススメです。

亀の井バス という会社が別府地獄めぐりの定期観光バスを運行しています。
7つの地獄の入場券もセットになって、大人1名3,900円

別府駅前から毎日2便でており、午前は9:20発、午後は14:00発。
所用時間は3時間です。

バスガイドさんが案内してくれるので事前知識ゼロでも楽しめるのは魅力ですね。

はんぺん
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私もこのバスに乗りたかったんだけど、どうしても出発時間が合わず断念しました

別府地獄めぐり サイクルシェア

自転車を利用する場合は、電動アシスト付き自転車が借りられる おおいたサイクルシェア が便利です。別府駅から各地獄までは約6〜8kmですので全行程を自転車でめぐることも可能ですし、別府駅から主要な地獄までは路線バスで移動し、その後でサイクルシェアを利用するのも良いと思います。

・ロイヤルホスト別府北浜店サイクルポートから、 約 30 分 (6.1 キロ)
・フェリーさんふらわあ別府港サイクルポートから、約 20 分 (4.0 キロ)

別府地獄めぐりスタート それぞれの地獄の見どころ紹介

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ここからは、路線バスと徒歩で行く別府地獄めぐりのルートと所用時間、それぞれの地獄の特徴や見どころについてご紹介していきます。

観光案内所

別府駅構内の総合観光案内所で、路線バスの1日ミニフリー乗車券を購入することができます。
価格900円で乗り降り自由。
地獄めぐりに使うだけでも都度払いするより数十円お安くなりますし、他にもバス利用するのならさらにお得です。

別府地獄めぐり 全体像と所要時間

別府地獄めぐり 路線バスでの巡り方イメージ
  • 出発
    別府駅西口バス乗り場

    亀の井バス2・5・24・41番鉄輪行きで約25分

  • 海地獄エリア
    バス停「海地獄前」または「鉄輪」下車

    徒歩2分で「海地獄」に到着。
    同じエリア内の地獄を徒歩でめぐります。
    ・海地獄
    ・鬼石坊主地獄
    ・かまど地獄
    ・鬼山地獄
    ・白池地獄

  • エリア間移動
    バス停「鉄輪」より乗車

    亀の井バス鉄輪②のりば16番血の池地獄方面行きで7分

  • 血の池地獄エリア
    バス停「血の池地獄前」下車

    バス停の目の前が「血の池地獄」です。
    ・血の池地獄
    ・龍巻地獄

  • 帰路
    バス停「血の池地獄前」より乗車

    約40分で「別府駅」に到着です。

路線バスを利用した別府地獄めぐりで、私が実際にかかったトータルの所要時間は3時間程度でした。

海地獄

海地獄入り口

海地獄は今から1200年前に鶴見岳の爆発によって出来たと言われています。
別府地獄めぐりの中でも代表的な地獄である海地獄には見どころスポットが多くあります。

海地獄看板

神秘的で涼しげなコバルトブルーの源泉が特徴。
南国の海のように美しい見た目ですが、お湯の温度はなんと摂氏98度もあります。

源泉の池へと伸びる竹竿の先に吊るされた籠のなかには卵が入っています。
源泉で作られた温泉たまごは海地獄でしか味わえないグルメです。

20kgまでの子供が乗れてしまうという日本一の大鬼蓮(オオオニバス)は11月上旬まで綺麗な花が楽しめます。
また、敷地内にある白龍稲荷神社の真っ赤な鳥居も目を引くスポットです。

他にも、真っ赤な赤池地獄や温泉の熱を利用した温室、四季折々の風景が楽しめる庭園など、海地獄には沢山の見どころスポットがあります。

地獄蒸しプリンや極楽饅頭といった地獄グルメのほか、軽食やコーヒーをいただけるカフェテリアもあります。
売店の敷地も7つの地獄の中では最も大きく充実しています。

鬼石坊主地獄

坊主地獄への看板

鬼石坊主地獄は海地獄のすぐ隣に位置しています。

灰色の熱泥が大小の球状をなして沸騰する様が坊主頭に似ており、鬼石という地名に由来して鬼石坊主地獄と呼ばれています。

鬼石坊主地獄

ボコつボコっと音を立てて吹き出す様子は、確かに地獄っぽいかもしれません。

鬼石坊主地獄看板

鬼石坊主地獄は2002年にリニューアルオープンしており、休憩所などがきれいに整備されています。

足湯

敷地内には鬼石坊主地獄の温泉を利用した足湯もあり、散策の疲れを癒すことができます。

かまど地獄

かまど地獄

かまど地獄は、古来より氏神竈門八幡宮の大祭に地獄の噴気で御供飯を炊いた習わしがあったことから名付けられました。

かまど地獄は1丁目~6丁目までさまざまな湯の池があります。

かまど地獄2丁目

泉温98度の温泉が猛烈な噴気とともに湧出し高熱温泉を出しています。

三丁目は、まるで海地獄のようなコバルトブルーの地獄。
赤い柵とのコントラストが美しいです。

温泉を体験できるコーナー。
飲む温泉(80度)、手・足の湯“蒸し湯”やのど・肌の湯は肌に美容・保湿効果を与えます。

四丁目ではかまど地獄の煙の実験が見られます。
煙の粒子を核として、周りに水蒸気がくっつき目に見える状態にするで、空に雲ができるのと同様の原理です。

五丁目は池の色が変わる地獄。

六丁目の写真は撮り忘れましたが赤褐色の地獄が見学できます。

かまど地獄の売店

赤鬼ソフトや醤油プリンなどが食べられる極楽ゾーンもあります。
スタッフさんの人数も多く活気のある地獄でした。

鬼山地獄

鬼山地獄

鬼山と言う地名に由来する鬼山地獄。
別名「ワニ地獄」の名で親しまれています。

鬼山

鬼のモニュメント。
昭和23年から、この石に座っているそう。

鬼山地獄の名物は、大正12年に日本で初めて温泉熱を利用したワニの飼育です。
現在は、クロコダイル、アリゲーターなど数メートルを超えるワニから子ワニまで約80等のワニが暮らしています。

ワニ園の目玉は地獄のボスともいえる巨大ワニのイチロウ。
現在のイチロウは平成3年産まれの三代目で、全長 4m 体重 500kg、とても大きいので必見です。

マレーシア伝統家屋内には、初代「イチロウ」の大きなワニの剥製【はくせい】が展示してあります。 富永一朗画伯によって名付けられた「イチロウ」は、平成8年71才の長寿世界一で没。

白池地獄

白池地獄

白池地獄の源泉は、噴出時は無色透明の熱湯ですが池に落ち、温度と圧力の低下により自然に青白色を呈してきます。

白池地獄の湯

普段は青みを帯びた白色をしていますが、夏場には緑色に変色することもあるとのこと。
私が訪れた8月はまさに緑色でした。

落ち着いた雰囲気の和風庭園にある池は、周囲の緑と調和して美しい景観となっています。
風鈴の音色が爽やかで癒されました。

園内では温泉熱を利用して各種の大型熱帯魚を飼育しており、熱帯魚館では、ピラルク、ピラニア、アロワナ等、約 16 種類 の熱帯魚を飼育展示。
アマゾンの大王魚「ピラルク」は大きくなれば4mにもなるそうです。

海地獄エリアから血の池地獄エリアへの移動

5つの地獄を巡ったらバスで次のエリアに移動します

向かうのは白池地獄から徒歩3分程のところにある「鉄輪」というバス停
白池地獄を出たら坂をくだり、最初の信号を左に曲がってすぐのところにあります。

こちらのバス停は、待合室やお手洗いも完備されています。

鉄輪バス停

バスで約7分、「血の池地獄前」で下車すると血の池地獄はすぐ目の前にあります。

血の池地獄

地の池地獄

血の池地獄は、豊後風土記に「赤湯泉」と記された日本最古の天然地獄です。
「赤い熱泥の池」で、煮えたぎる粘土は、噴気までが赤色。
色からして「地獄」っぽいイメージが強いかもしれません。


赤い色の理由は、地下の高温、高圧下で自然に化学反応を起こし生じた酸化鉄、酸化マグネシウム等を含んだ赤い熱泥が地層から噴出、堆積するから。
池一面が赤く染まっており、インパクトのある写真が撮れます。

地の池軟膏

ここから算出する赤粘土で皮膚病に効く血の池軟膏が作られています。
しもやけやヤケドに効果があり戦前から治療に使われているそうです。

軟膏売場の奥には血の池地獄爆発ヶ所という看板と階段がありました。
階段を登ってみるとほんの数メートルですが少し高い位置から血の池地獄を見下ろすことができます。

敷地内にはその他に、足湯やお食事処、お土産店などもあります。

龍巻地獄

龍巻地獄

龍巻地獄は、別府市の天然記念物にも指定される「間欠泉」。
間欠泉は一定の間隔で熱湯と噴気を噴出します。

間歌泉原理説明

およそ30分〜40分間隔で噴き出し、世界の間欠泉のなかでも休止時間が短いそうです。
泉温105度と7つの地獄で最も熱い湯で、安全のため石の屋根が付けられています。
豪快に噴き出した熱水は、屋根でせき止められますが、屋根がなければ約30mほど噴き出す力があります。

噴射の様子

実際にみる間欠泉の迫力は凄まじく自然の力強さを感じられます。
こちらに訪れたら絶対に見ておきたいですが、噴出のタイミングが合わない場合は30分以上待つ可能性もあります。
待ち時間を考慮して余裕のあるスケジュールを立てておくと安心です。

つつじ園

4月中旬から連休にかけては、園内斜面に色あざやかなつつじの花が広がります。

比較的こじんまりとした地獄ですが、別府の特産品を販売する小さな売店があります。
フレッシュジュースやジェラードも販売されていますので、間欠泉の待ち時間に利用してみてはいかがでしょうか。

最後に

以上で7つの地獄をコンプリートです!

別府駅へ戻るには先ほど到着した時と同じ「血の池地獄前」のバス停から(写真は逆行きのバス停)。
別府駅行きは1時間に2〜3本、乗車時間は約3~40分です。

地の池地獄前

別府駅発着の路線バスを利用した別府地獄めぐり
トータルの所要時間は3時間程度でした。
それぞれの地獄でお土産を買ったりグルメを楽しんだりするなら、その分の時間を追加で見積もっておくと良いと思います。

以上、これから別府地獄めぐりを観光しようという方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

▼地獄めぐりのランチにもオススメの岡本屋売店▼

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