こんにちは、はんぺんです
2011年からほぼ毎年、お正月に一年の福を願って「七福神巡り」をしています。
2023年は「小石川七福神めぐり」を全て徒歩でまわったので所要時間や道のりなどをご紹介します。
これから小石川七福神めぐりをする予定の方や七福神巡りに興味があるという方は、この記事を読んでいただくと実際に七福神を歩いて巡るイメージが湧くと思いますので、ぜひ最後までお読みください。
小石川七福神めぐりの特徴
「七福神めぐり」ができる場所は、東京都内だけでも20〜30ほどあるようですが、その中でも「小石川七福神」は平成7年(1995年)に始まった比較的新しい七福神です。
地下鉄丸の内線の茗荷谷駅と後楽園駅との間にほぼ道なりに点在していて、ゆっくり巡っても2時間ぐらいのコースです。
各寺社の規模は小さめで御朱印帳の対応がないところも多いです。
そのため、参拝記念には小石川七福神の専用色紙への御朱印または公認のスタンプを集めるのが基本となります。
小石川七福神 基本情報
小石川七福神めぐりは、東京都文京区にある寺社8ヶ所を巡ります。
小石川七福神ルートマップ・移動距離・所用時間
「小石川七福神」を実際に徒歩で巡ってみたところ、移動距離は約5.7km、所用時間は約80分でした。
高低差も少なく歩きやすいルートなので、長距離を歩く自信がないという方にもおすすめできる七福神です。
ルートとしては、地下鉄茗荷谷駅近くの「深光寺(恵比寿)」からスタート、もしくは東京ドームにある「福禄寿」からスタートする2つがあります。
私は「深光寺(恵比寿)」から七福神めぐりをしました。
以下のタイムラインは、実際に歩いてかかった時間です。
- 14:15茗荷谷駅からスタート
- 14:17恵比寿〔深光寺〕着
- 14:30弁財天(男弁天)〔徳雲寺〕着
※少し道を間違えました
- 14:40弁財天(女弁天)〔極楽水〕着
- 14:45寿老人〔宗慶寺〕着
- 14:55布袋尊〔真珠院〕着
- 15:10大黒天〔福聚院〕着
※真珠院のあとに傳通院に立ち寄りました
- 15:20毘沙門天〔源覚寺〕着
- 15:35福禄寿〔東京ドーム〕着
小石川七福神の専用色紙と公認スタンプ
小石川七福神のご参詣の記念には、専用色紙の朱印または公認スタンプを集めるのがおすすめです。
台紙とスタンプ帳は、「深光寺(恵比寿)」と「東京ドームのインフォメーション」で購入することができます。
小石川七福神のある寺社等は無人のところもあり、七福神めぐりの色紙にいただく「各御神体の印」はあくまで「印」だけとなります。
御朱印帳に頂くようないわゆる「御朱印」をいただける寺社もありますが、その場合は別途300円をお納めすることになります。
開帳期間、参詣時間はどちらも共通です。
- 開帳期間:1月1日〜1月7日
- 参詣時間:午前9時〜午後5時
※福禄寿(東京ドーム)は午前10時〜午後7時
小石川七福神めぐり ルート詳細
茗荷谷駅から小石川七福神めぐりスタートです。
東京メトロ丸の内線「茗荷谷駅」の2番出口を出たら左方向に進みます。
すぐにデイリーヤマザキが見えますのでそのT字路を右に曲がり道なりに進みます。
徒歩2〜3分で右前方に拓殖大学が見えてきます。
拓殖大学を通りすぎると左側に七福神の赤いのぼりが見えてきます。
一つ目の目的地「深光寺」に到着です。
恵比寿〔深光寺〕
深光寺には、小石川七福神の恵比寿様が祀られています。
深光寺は、寛永年間(1624年から1645年)に創建したといわれています。
本堂の左手には、南総里見八犬伝などで有名なの江戸時代の戯作者、滝沢馬琴のお墓があります。
深光寺には、御朱印などの対応をしてくださる宮司さんや寺社の職員の方はいませんでしたが、七福神めぐり専用の台紙とスタンプ帳の購入が可能です。
また、無料の「小石川七福神めぐり案内図」も用意されています。
無人なので、色紙代1,000円と恵比寿神の朱印代100円を代金箱に納めました。
この時は台紙だけで良いと思ってしまったのですが、スタンプ帳はたったの100円で各寺社でいただけるスタンプは無料なので、両方いただいておけばよかったと後悔しています…
次の目的地は、距離は近いのですが少し道を間違えて遠回りしてしまいました。
深光寺を出たら左に曲がりしばらく進むと三叉路にぶつかるので真ん中の道をまっすぐ進みます。
Googleマップだと左の道が近いように見えたのですが、こちらはお寺の裏手に続いており入口はありませんのでご注意ください。
道なりに進み「伝明寺」の手前を左に曲がります。
ゆるい坂道を登ると春日通りにでるので左に進むと「徳雲寺」の入口が見えてきます。
弁財天(男弁天)〔徳雲寺〕
徳雲寺には、小石川七福神の弁財天(男弁天)が祀られています。
徳雲寺もスタンプ台は無人だったので、自分で台紙に朱印をいただきました。
こちらは唯一、色紙の朱印が無料でした。
続いて極楽水に向かいます。小石川パークタワーという施設にあります。
春日通りに戻ったら右に進み、小石川5丁目の交差点を左に渡って播磨坂を下っていきます。
播磨坂桜並木交差点を右に曲がり、通りに突き当たったら左へ曲がります。
極楽水の入口はこじんまりとしていますが七福神ののぼりが目印です。
弁財天(女弁天)〔極楽水〕
石川七福神の弁財天(女弁天)が祀られているのは、小石川パークタワーという施設(マンション)の提供公園内です。
当然無人で、スタンプ台はありません。
お隣の宗慶寺で弁財天(女弁天)の朱印も一緒にいただくことができます。
次の目的地、宗慶寺はすぐ左隣にあります。
寿老人〔宗慶寺〕
宗慶寺には小石川七福神の寿老人が祀られています。
宗慶寺は、小石川七福神の寺社のなかでは比較的大きく、本殿横に寺社の方がいらっしゃり、朱印などのご対応をされていました。
こちらで弁財天(女弁天)と寿老人の2つの朱印をいただくことができました。
次は真珠院へ向かいます。
宗慶寺を出たら来た道を戻り、エーザイ本社のある交差点を左に曲がります。
道なりに進んで突き当たったら右に曲がると真珠院ののぼりが見えてきます。
布袋尊〔真珠院〕
真珠院には小石川七福神の布袋尊が祀られています。
こちらは、徳川家康の生母於大の方の生家、松本藩のちに沼津藩主となった水野家の菩提寺で、比較的大きく立派な寺院でした。
本殿の奥に大きな布袋尊の石像があったのですが、写真がちゃんと撮れていませんでした!
都度、確認しないとダメですね…
朱印は参道に入ってすぐ右側にある内玄関でいただけます。
内玄関の奥に布袋堂があり、布袋様が祀られています。
無料のスタンプはこちらにありました。
敷地の中には七福神の石像も置かれています。
次は福聚院へ向かいます。
真珠院を出たら右に向かって進み、突き当たりを左に曲がります。
左側に、ひときわ立派な「傳通院」が見えてきます。
傳通院は七福神とは無関係ですが、徳川家康が生母お大をこの地に葬り、後に堂宇を建立したものです。境内には、お大の方、千姫(豊臣秀頼妻・2代徳川秀忠の長女)をはじめとして徳川家ゆかりの女性の墓が数多くあります。
傳通院のある交差点を右に曲がれば福聚院に到着です。
大黒天〔福聚院〕
福聚院には小石川七福神の大黒天が祀られています。
敷地内に幼稚園が併設されていました。
次は源覚寺へ向かいます。
福聚院を出たら傳通院の横を通って善光寺坂を下っていきます。
しばらく進むと千川通りに突き当たるので、右に曲がります。
そのまま「えんま通り商店街」をまっすぐ進めば到着です。
毘沙門天〔源覚寺〕
源覚寺には小石川七福神の毘沙門天が祀られています。
こんにゃく閻魔という1メートルほどもある閻魔像があることでも有名です。
毘沙門天は本堂の右側に祀られています。
いよいよ最後の東京ドームに向かいます。
源覚寺を出たら、仙川通りをまっすぐ進み、シビックセンターを通り越して東京ドームシティに入ります。
福禄寿はジオポリスの屋上に祀られており、少しわかりにくいですが七福神ののぼりがありますので目印になります。
福禄寿〔東京ドーム〕
東京ドームにある小石川七福神の福禄寿に到着しました。
福禄寿の朱印とスタンプは、東京ドームの総合案内所にあります。
22ゲートの向かいあたりです。
東京ドームからスタートする場合は、こちらで専用台紙とスタンプ帳を購入できます。
以上で、小石川七福神めぐりの専用台紙に全ての朱印を揃えることができました。
東京ドームは、都営三田線と大江戸線の春日駅、東京メトロ丸の内線と南北線の後楽園駅につながっているほか、JR水道橋駅もすぐそこです。
最後に
七福神の信仰は、室町時代中期に「幸福を招く信仰」として広く広まりました。
毎年お正月に、一年の福を招来するため七福神を安置する神社・仏閣に参拝し、心から幸福を祈る行事です。
「七難即滅、七福即生」の説に基づくように、七福神を参拝すると七つの災難が除かれ、七つの幸福が授かると言われています。
東京都文京区の「小石川七福神めぐり」は総距離が短く全体的にコンパクトなので、あまり時間が取れない方や長距離を歩き慣れていない方でも気軽にチャレンジできるコースです。
ぜひ今年1年の福を願って、七福神をめぐってみてはいかがでしょうか。
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