こんにちは、はんぺんと申します。
ここ10年程は毎年お正月に一年の福を願って「七福神巡り」をしています。
今回は「新宿山ノ手七福神めぐり」を全て徒歩でまわったので所要時間や道のりなどをご紹介します。
これから新宿山ノ手七福神めぐりをする予定の方や七福神巡りをよく知らないという方は、この記事を読んでいただくと実際に巡るイメージが湧くと思いますので、ぜひ最後までお読みください。
七福神巡りとは
七福神の信仰は、室町時代中期「仁王般若経・下巻」にある「七難即滅・七福即生」という言葉に源を発し「幸福を招く信仰」として広く広まりました。
毎年お正月に、一年の福を招来するため七福神を安置する神社・仏閣に参拝し、心から幸福を祈る行事です。
七福神とは、以下の7つの神様の総称です。
「七難即滅、七福即生」の説に基づくように、七福神を参拝すると七つの災難が除かれ、七つの幸福が授かると言われています。
新宿山ノ手七福神めぐりとは
都内には多数の七福神めぐりがありますが、ほとんどが1月7日まで、遅くても15日くらいまでに巡拝することが多いです。
しかし、「新宿山ノ手七福神」は、年間を通して七福神めぐりができるのが特徴。
昭和初期に創設されたと伝えられ、ご朱印のほか、ご神体(ミニ御尊像)と宝船も購入できます。
新宿山ノ手七福神めぐり 基本情報
◆コース概要
新宿山ノ手七福神めぐりは、新宿駅付近から神楽坂にある7箇所の寺社・仏閣を巡ります。
全長は約6.9キロ、所要時間は約2時間です。
◆御朱印の受付時間
午前9時から午後17時 ※お正月だけでなく通年受け付けています
◆御朱印代、ミニ御尊像・宝船
- 御朱印:各400円 ※専用色紙は別途費用がかかります
- ミニ御尊像:各500円
- 宝船:1,000円
新宿山ノ手七福神一覧
寺社 | 七福神 | 住所 |
霞関山 太宗寺 | 布袋和尚 | 新宿区新宿2−9−2 |
稲荷鬼王神社 | 恵比寿神 | 新宿区歌舞伎町2−17−15 |
大久保山 永福寺 | 福禄寿 | 新宿区新宿7−11−2 |
厳嶋神社 | 弁財天 | 新宿区余丁町8−5 |
春時山 法善寺 | 寿老人 | 新宿区新宿6−20−16 |
大乗山 経王寺 | 大黒天 | 新宿区原町1−14 |
鎮護山 善国寺 | 毘沙門天 | 新宿区神楽坂5−36 |
新宿山ノ手七福神めぐりの公式サイトはこちら
新宿山ノ手七福神めぐりスタート
今回は新宿側から巡るコースにしました。
新宿から巡る場合は「新宿観光案内所」に寄ってガイドマップなどをゲットするのが王道ですが、正月3が日は案内所がお休みでした。
そのため太宗寺の最寄駅である「新宿御苑前駅」からスタートです。
新宿御苑前駅→太宗寺→稲荷鬼王神社→厳嶋神社→法善寺→永福寺→経王寺→善国寺→飯田橋駅
太宗寺(布袋和尚)
14:00 新宿御苑前駅から徒歩1分程度で「太宗寺」に到着しました。
なお、新宿三丁目駅からも徒歩数分の距離です。
「布袋尊」は弥勒菩薩の化身といわれ、いつも笑顔を絶やさず人々に接しています。
大きな袋には宝物がいっぱい入っていて、信仰の厚い人に与えられたといわれています。
笑門来福、夫婦円満、子宝の神として信仰が厚いです。
こちらの「銅像事情菩薩坐像」は江戸六大地蔵のひとつ。
大きくて立派なお地蔵さまです。
お参りを終えてたので、御朱印をいただきます。
今回は御朱印帳ではなく専用色紙を購入しました。
御朱印と色紙代を合わせて800円。
かわいいイラストの入った紙袋には新宿山ノ手七福神めぐりの小冊子も入っていました。
14:05。次は、稲荷鬼王神社を目指します。
「太宗寺」を出るとすぐに御苑駅前通りに突き当たるので左に曲がります。
しばらく直進して新宿一丁目北交差点に出たら左に曲がります。
ここで信号を渡って向かい側に進んでおいてもOK。
しばらく靖国通りを直進します。
新宿5丁目東の交差点に到着しました。
ここを右折し明治通りを直進します。
新宿7丁目の交差点まで進んだら左折します。
ちょうど東新宿駅のあたりになります。
そのまま職安通りを直進すると左側に「稲荷鬼王神社」が見えてきます。
稲荷鬼王神社(恵比寿神)
14:25「稲荷鬼王神社」に到着しました。
徒歩約20分でした。
稲荷鬼王神社には平将門公が祀られています。
恵比寿神は、七福神中で唯一の日本の神様です。
漁業の神で、左手に鯛をかかえ右手に釣竿を持った親しみ深いお姿をしています。
商売繁昌・開運の神様としても信仰が厚いです。
こちらでも御朱印をいただき、3つ目の厳島神社を目指します。
職安通りまで戻って右折したら、そのままひたすら直進します。
厳島神社(弁財天)
14:40「厳島神社」に到着しました。
少し早めに歩いて、徒歩約10分でした。
弁財天は、七福神の中で唯一の女神。元はインド河(水)の神であったが、やがて音楽の神、言語の神となり、その後財宝を授けてくださる神へとなったそうです。
金運、縁結び、芸時上達の徳があるといわれています。
厳島神社で御朱印がいただけるのは1月7日までです。
それ以外の期間は、「西向天神社」で弁財天の御朱印をいただくことになります。
続いて、「法善寺」を目指します。
厳島神社を出たら左側に進み「まねき通り」という細い道を進むと右側にあります。
法善寺(寿老人)
14:45「法善寺」に到着。
寿老人は、星の化身です。
にこやかな微笑みをたたえ、手には巻物をくくり付けた杖、団扇や桃などを持ち、鹿を従えた姿が一般的。
長寿延命、富貴長寿の神として信仰されています。
続いて「永福寺」に向かいます。
ここでミスに気がつきました。
「厳島神社」「法善寺」「永福寺」はそれぞれ徒歩2〜3分の距離にあるのですが、順番としては「永福寺」を一番先に立ち寄る方が良かったみたいです。
永福寺の入り口がわかりにくく少しウロウロしてしましました。
稲荷鬼王神社をでた後、道路を向かい側に渡っておけば永福寺の入り口はすぐにわかります。
永福寺(福禄寿)
14:53「永福寺」に到着。こちらが本堂です。
本堂の向かいに福禄寿が祀られていました。
福禄寿は、中国、道教の長寿神。寿老人と同じく星の化身であり中国の村や町に住み、人々の信仰を集めたといわれる仙人です。
長寿、幸福の徳を持ち、鶴と亀を連れて、左手に宝珠、右手に巻物を括り付けた杖をもつ姿が特徴。
招徳人望の神様として信仰されています。
ここまででスタートから約1時間が経過、5つの寺社をめぐりました。
次の2つはそれぞれ結構な距離があります。
職安通りに戻りひたすら直進します。
10分ほど進むと若松町の交差点にでます。
ここを間違って直進しないように注意!
右折して大久保通りを進みます。
大久保通りを直進し、牛込柳町駅を過ぎた坂道の途中に「経王寺」があります。
経王寺(大黒天)
15:13「経王寺」に到着しました。徒歩約15分ほどでした。
大黒天は、一度仏となったが、人々に福徳を授けるために再びこの世に現れたといわれています。
大きな袋を背負い、打出小槌をもち、頭巾をかぶられた姿が一般によく知られており、財宝、福徳開運の神様として信仰されていまます。
経王寺の境内は狭いのですが、かわいいお地蔵さんがあちこちにいて癒やされます。
いよいよ最後の「善国寺」へ向かいます。
大久保通りにもどったらひたすら直進すると15分ほどで神楽坂上の交差点につきますので、そこを右折ししばらく進むと右手にあります。
善国寺(毘沙門天)
15:35「善国寺」に到着しました。
お正月なので長蛇の列ができていました。
毘沙門天は、七福神の中では唯一、武将の姿をしています。
右手に宝棒、左手に宝塔、足の下に邪鬼天の邪鬼を踏みつけています。
融通招福の神として信仰されています。
お参りが終わって御朱印をもらったのが15:45。
全て徒歩でめぐった実際の所要時間は約1時間50分でした。
「善国寺」から「飯田橋」駅までは徒歩約4分。
トータルで2時間みておけば七福神巡りが可能です。
まとめ
新宿山ノ手七福神めぐりは、所要時間約2時間、歩行距離7km弱という結果でした。
スタートからゴールまでの道のりが比較的一直線で無駄がなく、距離も適度なのでチャレンジしやすいコースだと思います。
もし歩くのが辛ければ一部電車やバスを使うことも可能です。
一年の福を願って、七福神を巡ってみてはいかがでしょうか。
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