こんにちは、はんぺんです。
お蕎麦が大好きで、温泉旅行にいくと翌日のランチには必ずといっていいほどお蕎麦を食べます。
学生時代に小田急沿線に住んでいたこともあり、箱根には足繁く通ってきました。
おそば屋さんにもかなり行っています。
この記事では、箱根好き・蕎麦好きのはんぺんが、箱根湯本駅徒歩圏の手打ち蕎麦屋で特にお気に入りの3店をご紹介します。
比較的定番のお店ですが、本当に美味しいと自信を持ってオススメできます♪
日帰り温泉でも気軽に立ち寄れるお店ばかりですので、ぜひ箱根旅行の参考にしていただければと思います。
なぜ箱根はお蕎麦が有名なのか
箱根の名物として有名なお蕎麦。
でも箱根では「そばの実」はほとんど栽培されていないんです。
なのになぜ名物になったのか、それは自然豊かな箱根のいたるところで湧いている名水が関係しています。
美味しいお蕎麦作りに美味しい水は欠かせません。
箱根の名水でそばを打ちたいと蕎麦屋さんが自然に集まり、箱根の全域で本格的なお蕎麦が楽しめるようになったのです。
いまでは自然薯入りそばや十割そばなど個性的なお店も増え、名店も数多く存在しています。
お腹に余裕があれば、おそば屋さんを巡って食べ比べをするのも楽しそうですね。
箱根湯本駅でオススメのお蕎麦屋さん3選
元箱根や芦ノ湖など箱根のあちこちにお蕎麦の名店がありますが、今回は箱根湯本駅から徒歩でも行けるエリアに限定してオススメ店を紹介します。
滝通り温泉郷のあたりが中心となります。
はつ花 別館
はつ花 別館 アクセス 基本情報
最初にご紹介するのは、箱根湯本で屈指の人気店「はつ花」の別館です。
本店は、おそらく湯本で最も知名度があるお蕎麦屋さんのひとつ。
そのため平日でも常に行列ができています。
こちらの別館は本店とメニューは同じながら、本店ほど混雑していないことが多いので個人的には別館がおすすめ。
私自身も別館を利用することが多いです。
別館は箱根湯本駅から徒歩約5分。
お土産物街をのぞきながら歩けばあっという間に到着します。
早川沿いでロケーションも良いです。
はつ花 別館
アクセス:箱根湯本駅より徒歩5分。
車の場合は厚木小田原線、風祭インターから国道1号線を箱根方面に10分程。
住所 : 神奈川県足柄下郡箱根町湯本474 (弥栄橋際)
TEL : 0460-85-5555
営業時間:10:00~19:00
定休日:木曜日(祝日の場合は前日か翌日)
はつ花 公式サイトは こちら
ちなみに、湯本橋を渡った先にある「はつ花 本店」は、とある日曜日のAM11:00過ぎにはすでに行列ができていました。
本店と別館との距離は徒歩3分程度なので、本店をのぞいて行列が長ければ別館に変更というのも賢い方法かもしれません。
はつ花 ランチ
「はつ花」といえば、自然薯そば。
水を一切使わず、そば粉と自然薯と卵だけを使って蕎麦を作っており、「自然薯そばの元祖」とも言われています。
名物の「せいろそば」は、そんなコシの強い自然薯そばを、自然薯のとろろにつけていただきます。
自然薯の相乗効果、たまりません!
とろろ自体にも味がついていますが、そばつゆを加えて好みの濃さにしていただきます。
とろろはかなり粘りが強く、そばつゆを加えても濃厚なまま。
お蕎麦にもよく絡んで本当に美味しい♪
自然薯が美味しすぎて、いつもそば湯を入れて全部飲み干してしまいます。
イチオシはせいろそばですが、温かい「山かけ」も人気です。
お蕎麦が見えないほどたっぷりとろろがかかっています。
優しい出汁の風味がより強く感じられます。
箱根 暁庵 本店
箱根 暁庵 アクセス 基本情報
箱根湯本駅から徒歩約25分、温泉宿が立ち並ぶ滝通り沿いにある箱根湯本ホテルが運営するお蕎麦屋さんです。
山小屋のような外観、広々とした店内には木がふんだんに使われ、囲炉裏もあっていい雰囲気です。
毎朝石臼で自家製粉した蕎麦粉と観音沢の名水で打つコシの強いそばが特徴ですが、打てる蕎麦の量に限界があるため、営業は昼のみとなっています。
歩くには遠い!という方はバスでも行けます。
箱根方面バス口を出て、箱根登山鉄道の箱根登山バス「旧街道経由上畑宿・元箱根行」または「旧街道上畑宿行」乗車約4分、「台の茶屋」下車徒歩5分です。
駐車場完備なのでお車でも問題ありません。
箱根 暁庵 本店 (はこね あかつきあん)
アクセス : 箱根湯本駅から徒歩約20分。箱根湯本駅から1,193m。
箱根登山鉄道「箱根湯本駅」から箱根登山バス「旧街道経由上畑宿・元箱根行」または「旧街道上畑宿行」乗車約4分、「台の茶屋」下車徒歩5分
住所 : 神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋182-4
電話 : 050-5456-0667
営業時間:
[平日] 11:30~16:00(L.O.15:30)
[土・日・祝] 11:00~16:00(L.O.15:30)
定休日 : 毎週水曜日
箱根湯本観光協会の箱根暁庵サイトは こちら
敷地に併設された「暁亭」は、国登録有形文化財に指定された 明治時代の日本家屋で、蕎麦懐石などがいただける予約限定のお店です。
門構えからして歴史を感じられる趣がありますね。
箱根 暁庵 ランチ
そば界で名人と謳われる蕎麦職人から技術を受け継いだ、二八そばを提供する「暁庵」。
「つけとろろそば」をいただきました。
北海道や茨城県など国産の蕎麦の実を5種類ほどブレンドして打ったお蕎麦は、とても喉ごしが良いです。
利尻昆布や鰹節の削り立てを使って仕込んだつゆは香り豊かで少し濃いめで、とろろを入れても負けない風味が感じられます。
温かい蕎麦も充実しており、温かい蕎麦にとろろをかけていただく、「淡雪そば」も人気の一品。
暖かいつゆもダシがしっかり効いていて、良い香りがふんわりと漂ってきます。
辛すぎず、甘みも控えめでキリっとした味わい。
シンプルな味付けのとろろも一体となってお蕎麦によく絡み、満足の1杯です。
暁庵は、比較的メニューが豊富で、名物の焼豆腐や天ぷらも美味しいです。
手打ち蕎麦 彦(げん)
手打ち蕎麦 彦 アクセス 基本情報
暁庵のお隣(湯本駅寄り)にある「手打ち蕎麦 彦(げん)」。
アクセスも暁庵と同様、滝通り沿いに歩いて約20分。駐車場もあります。
こちらのお店は2種類のお蕎麦を楽しめるのが最大の特徴です。
蕎麦の実の殻を抜いた白い蕎麦粉を使用した「九一蕎麦」。
蕎麦の実を殻ごと石臼挽きした蕎麦粉を使用した「二八蕎麦」。
「二八蕎麦」は1日15食限定です。
また、通年「冷たいお蕎麦」のみの提供です。
メニューは厳選されていて、せいろ、鴨汁蕎麦、辛味蕎麦、天ぷら蕎麦、そして単品が数種というシンプルな内容です。
外観は蕎麦処っぽくないというか喫茶店みたいなカジュアルな雰囲気。
小さめの店内には大きな窓があって明るく清潔な印象です。
お蕎麦が売り切れ次第、営業終了なので早めの時間に来店するのがオススメです。
手打ち蕎麦 彦 (てうちそば げん)
アクセス : 箱根湯本駅から約1キロ、徒歩20分。
車の場合は、箱根湯本駅手前の信号、「三枚橋」を畑宿方面へ向かいます。
「奥湯本入り口」バス停から、南風荘を目標に滝通りに入り、南風荘、ホテルおかだを通り越し、遊心亭の前の橋を渡るとすぐ、「旅籠おかもと」の真向かいです。
住所 : 神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋183
電話 : 0460-85-3939
営業時間:11時開店、蕎麦売切れ仕舞い
定休日:不定休
手打ち蕎麦 彦の公式サイトは こちら
手打ち蕎麦 彦 ランチ
こちらのお店は全てのメニューで2種類のお蕎麦を選択可能。
二八蕎麦は 『彦』、九一蕎麦は『せいろ』と呼ばれます。
「辛み蕎麦をせいろで」とか「天ぷら蕎麦を彦で」といったオーダーの仕方になります。
オススメはなんと言っても「鴨汁蕎麦」。
本鴨を使っていてお肉自体が本当に美味しいです。
鴨せいろ好きの方にはぜひ食べていただきたい一品。
鴨汁そばも、2種類のお蕎麦からお好みで選択可能です。
上の写真のお蕎麦は「彦」。
蕎麦の実を殻ごと粗めに引いているので色が黒っぽく、野生味溢れる力強い味わいのお蕎麦です。
鴨汁は蕎麦の強い香りと味に負けないよう濃いめに仕上げてあるので、最初はおそばの先をちょっとつけるだけで充分。
鴨の旨味が凝縮されたつけ汁は、爽やかなゆずの香りと白髪ネギがアクセントとなり濃厚なのにしつこさは感じません。
こちらは「せいろ」バージョン。
蕎麦の殻を除いた白いそば粉で打った九一蕎麦は、彦より上品な味わい。
そばの香りと甘味が感じられるのど越しの良いおそばです。
鴨汁が濃いので「せいろ」だと少しおつゆに負けちゃう感じがありました。
こちらのお蕎麦はシンプルなつゆのみにするか辛味そばの方が合うかなというのが正直な感想です。
青森県から取り寄せているという国産の鴨は脂っこくなく、肉質が驚くほど柔らいです。
煮込んであるのに旨味がぎゅっと閉じ込められていて本当に美味しい。
鴨の脂でいためた長ネギも甘味があってお蕎麦にもよく合います。
残念な鴨せいろだと、薄いお肉がちょこっとしか入ってなかったり脂身ばかりで肉の味が薄かったりということもよくありますが、こちらは写真のような肉厚のお肉が4〜5枚も入っていて食べ応えも充分。
お値段はやや高め(2,100円)なのですが、このクオリティなら納得です。
蕎麦湯は透明に近いさっぱりとしたタイプなのですが、濃厚な鴨汁にはちょうど良かったです。
美味しすぎて危うく全部飲み干しそうになりました(*^^*)
まとめ
箱根湯本駅のお気に入りお蕎麦屋さん3店をご紹介しました。
こだわりのある個性的なお蕎麦を提供してくれる名店ばかりなので、お店によってそれぞれ違った風味のおそばが堪能できます。
個人的にはお蕎麦屋さんでは天ざるを食べることが多いのですが、なぜが箱根ではとろろ蕎麦ばかり食べてしまいます。
同じとろろ蕎麦でもお店によって全然違うので何回食べても飽きません。
食は好みの要素が大きいので絶対に美味しいですとは人様には言いにくいですが、どのお店もわざわざ足を運ぶ価値のある蕎麦処だと思います。
箱根で美味しいお蕎麦屋さんをお探しでしたらぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。
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