修善寺温泉【湯回廊 菊屋】水の語り部の客室を沢山の写真と共にどこよりも詳しく紹介します

湯回廊菊屋客室詳細IC 修善寺温泉
はんぺん
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こんにちは、旅好き会社員はんぺんです

伊豆修善寺の老舗温泉旅館「湯回廊 菊屋」の令和3年に新たにオープンした「別邸 水の語り部」に宿泊してきました。
「別邸 水の語り部」は桂川に面しており、全室に温泉風呂が付いていますが、予約した部屋には『部屋・風呂からの眺望なし』の記載がありました。

宿泊検討
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せっかく川沿いに建ってるのに眺望がないってどんな部屋?

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お部屋からちゃんと桂川は見えたよ。ただ、予約前に知っておきたいポイントがあるから詳しく説明するね!

この記事では、湯回廊菊屋の別邸 水の語り部 ツインルームの詳細を沢山の写真と共にレビューします。良い点も悪い点も漏れなくご紹介しますので、きっと宿泊の参考になると思います。ぜひ最後までご覧ください。

湯回廊菊屋の客室

湯回廊菊屋外観

創業400年の歴史をほこる「湯回廊 菊屋」は、時代ごとに異なる建築様式を取り入れた複数の建物からできており、大きく5つに分類されます。

建物通称部屋タイプ備考
本館和室花の語り部本間8帖+寝室 又は本間8帖古き良き和の風情を活かした和室
本館月の語り部本間12帖和モダンタイプ
離れ離れ草庵本間+寝室(計16帖)源泉掛け流し露天風呂付き客室
別邸水の語り部本間一間令和3年オープン。温泉半露天風呂付き客室
新館風の語り部本間一間令和3年オープン。畳敷き和室に和ベッドを並べた客室

別邸と新館が令和3年にオープンした新しい客室です。

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別邸は、温泉旅館には珍しい一人or二人専用のお部屋。お一人様も気兼ね無く過ごせます

別邸には吊り橋を渡って移動

菊屋の吊り橋(本館側)

別邸「水の語り部」には、桂川に掛けられた施設内の吊り橋を渡って移動する必要があります
頑丈に作られていて安全ですが、思ったより揺れました。

吊り橋の鍵

吊り橋と本館の間には鍵付きの扉があり、移動の都度、鍵を開閉しなくてはなりません。
雨対策として、本館側と別邸側のそれぞれにレンタル傘が置かれています。

お風呂や食事などの都度、吊り橋を渡る必要あり。
吊り橋は完全なる屋外なので、天候の影響は大きい。

客室までの距離

菊屋の廊下

玄関から帳場を経由して、こちらの廊下の突き当たりにあるエレベーターで1階下ります。
このガラス張りの部分から宿泊場所である水の語り部の一部が見えます。

水の語り部の廊下

エレベータを降りたら吊り橋を渡れば水の語り部の入り口に到着です。玄関からおよそ3分ほどかかります。

水の語り部 ツインルーム詳細

水の語り部 部屋タイプ

水の語り部は、桂川に面した別邸で温泉風呂付きのお部屋です。
ダブルルームとツインルームがあります。

部屋タイプ間取り
ツイン(20平米)和室6畳1間+半露天風呂(温泉)
ツイン(35平米)和室12畳(1間または2間)+半露天風呂(温泉)
セミダブル(21平米)和室4.5畳1間+半露天風呂(温泉)
ダブル(22平米)和室8畳1間+温泉内風呂

全室、桂川沿いで半露天風呂付きです

菊屋106号室
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今回はツインの「眺望無し」のお部屋106号室に泊まりました。室内の詳細をご紹介します

客室内(廊下・ベット・ソファ等)

菊屋客室の玄関

木製の扉を開けると小さな上り框のある玄関があります。靴箱はありませんが2人分のスリッパを置いておいても問題ない広さです。右側には姿見が設置されていました。

客室入り口

玄関から一歩中に入ると3つの扉があります。
写真の左側はお手洗い、正面が洗面所&お風呂、右奥が居室につながる襖です。

菊屋の室内全体

襖を開けて左側がソファやテレビなどがある居間。
ニューオープンの建物なので綺麗ですし、木の温もりが感じられる明るいお部屋です。

菊屋のベット

右側がツインベットのおかれた寝室エリアです。

菊屋のベットアップ

ベットサイズは100cm×200cmとゆとりのある大きさ。
館内着の作務衣と足袋風靴下が置かれていて、女性用はM、男性用はLがデフォルトです(変更可能)。

菊屋ベットサイド

ベットサイドには木製のティッシュケース、上段には時計と非常灯が置かれています。

菊屋ベットサイドの電源

枕元には左右それぞれにスイッチ&電源が備え付けられていて、USBも付いています。スマホの充電をしながら就寝できるので便利です。

菊屋のソファ

2人掛けのソファに見えますが、独立した2つの椅子なので離して利用することもできます。
大きめの加湿空気清浄機が設置されていました。

菊屋のテーブル

テーブルの上には館内案内。
2段重には、菊屋オリジナルの黒米まんじゅうと黒米ごませんの2種類のお菓子が入っていました。黒米は修善寺の特産品だそうです。

菊屋のテレビ台

懐かしい昭和レトロな雰囲気の茶箪笥とクローゼット。
茶箪笥風の飾り棚には、TV、電気ケトル、冷蔵庫などが備え付けられています。

菊屋の棚の中②
菊屋の棚の中①

茶箪笥の上段引き出し、右側にはドリップコーヒーとコーヒーカップ、アイスペールが入っています。
左側には急須と湯呑み、ガラスコップなどが収められていました。

菊屋の冷蔵庫

冷蔵庫の中には共立リゾートオリジナルのミネラルウォーター(無料)だけが入っていました。
(ワインといろはすは持ち込みの品です ^^;)

菊屋のゴミ箱

ダストボックスは燃える物のペットボトル・缶とで分けるスタイル。
虫さんセットの中身は虫アースジェットと網&ピンセットでした。天然の川沿いなので季節によっては虫さんが迷い込んでくることもありそうですね。

菊屋のクロゼット

小さめのクローゼットの中には陣羽織が入っていました。
ハンガーは5本、陣羽織がかかっていたものを含めると7本あるので1〜2名での利用なら問題ありません。
引き出しには予備のバスタオルセットが2つ。下の引き出しは空ですので、持参した衣服や小物の収納に使えます。

客室からの眺望

菊屋の客室からの眺望

気になるお部屋からの眺望がこちら!
眼前に桂川が流れ、木々などの自然を感じられます。
ただ、正面に本館、左側に吊り橋があり、人目は気になってしまいますね。

菊屋のベランダ

椅子も備えられて、川沿いで涼んだら風情がありそうですが、本館の廊下を歩く宿泊客からは丸見えなので立ち居振る舞いなどには気をつけた方が良さそうです。

お手洗い・洗面台・アメニティ

菊屋のトイレ全体

お手洗いは手洗いもついている独立型。広さも十分です。

菊屋トイレの手洗い場

ウォシュレットも付いてます。
手洗いの横にはお手拭きペーパーがあり、タオルより衛生的で嬉しいです。

菊屋の洗面台

洗面化粧台はコンパクトサイズ。
2人で宿泊しましたが、フェイスタオルは1枚のみの設置でした。
扉の裏側にバスタオルを干せるようになっていますが2枚干すには少々窮屈な印象です。

菊屋洗面アップ
菊屋のドライヤー

洗面台の上にはコップとフェイス&ハンドソープ、ティッシュケース、ソープ皿が置かれています。
ハンドソープがあるので、ソープ皿ではなくアクセサリー置きとして使う想定かもしれません。

引き出しの中にはパナソニックのナノイードライヤーが収納されていました。

菊屋のアメニティ

引き出しの上段にはアメニティが入っています。

  • 歯ブラシセット
  • ヘアーブラシ
  • シェーバー
  • ヘアゴム
  • コットンセット
  • スキンケアセット

半露天風呂

菊屋のシャワールーム

部屋付きの半露天風呂の入り口は洗面所の左側です。
シャワー付きの洗い場は小さめでした。

菊屋客室のシャンプー
菊屋の湯はりボタン

シャンプー・コンディショナー・ボディソープはしっかり備え付けられています。
半露天風呂にお湯を張りたい時は、洗面台の横のボタンを押すだけでOKです。

菊屋の半露天風呂

半露天風呂もコンパクトサイズ。
木のゆくもりに癒されますがゆったりくつろげる感じではないかもしれません。

すぐそこに桂川のせせらぎが聞こえ、換気窓から自然の風を感じることはできますが、本館から丸見えになるので、窓を開けることはできません

客室半露天風呂の窓は実質開閉できない(眺望なし)

湯かご・作務衣

菊屋の湯カゴ

室内に、湯かごが用意されています。
バスタオルとフェイスタオル、ボディウォッシュタオルが入っていますので、本館の各種お風呂へ行く際には籠ごと持参します。

菊屋の作務衣

なお、館内着の作務衣で温泉施設や食事処への移動が可能です。
先述したとおり、部屋におかれている作務衣は、男性用Lサイズ、女性用Mサイズですが、本館の帳場前に替えの作務衣が置かれているので、ご自分にあったものを自由に持っていくことができます
汗をかいたり汚してしまったりした時にも利用できるので安心です。

「眺望なし」の理由(考察)

菊屋の吊り橋(客室側)

湯回廊菊屋の別邸「水の語り部」の一部客室に書かれている「部屋・風呂からの眺望なし」の注意書きについて考察します。
実際には、客室内から桂川はよく見えますし、大きな窓からは十分な採光が確保され明るいお部屋だと感じました。

菊屋の眺望無し理由

ただ、写真の正面に見えるのが本館ですが、吊り橋の右側部分がガラス張りの廊下になっていて、この廊下を歩きながら自分の客室を見てみると、昼夜とわず室内ソファあたりまでが丸見えの状態であるとわかりました。
また、吊り橋を渡っている人からも室内が少し見えてしまいます。

室内の窓にはガラス窓の内側に、ロール式のブラインドと障子がありますので、こちらを閉めておけばプライバシーは守られます。
私はブラインドを半分だけ降ろして外からの視界を遮りつつ川沿いの雰囲気を楽しんで過ごしました。適宜こちらを開け閉めすれば特段問題なく過ごせるというのが個人的な感想です。

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部屋からの眺望はあるものの、常時障子を閉めておかないと過ごせない人がいることも想定されるので「眺望なし」という注意書きがあるのだと思われます

菊屋マップ

なお、「眺望なし」とされる客室は上記写真の中央下部分の赤い四角でかこった3部屋(104・105・106)と推測されます。

客室内から桂川を眺めることはできるが、本館側から室内が見えてしまう
ブラインドや襖を閉めると実質「眺望なし」になる

別邸「水の語り部」だけのサービス

菊屋のドリンクサービス

館内移動の不便さや部屋からの眺望などで少し難がある「水の語り部」ですが、こちらに宿泊した方だけの特典もあります!
滞在中、何度でも利用できる無料ドリンクコーナーです(利用時間14:00~24:00)。

菊屋ドリンクサービスへの道のり
菊屋ドリンクバーへの道

無料ドリンクコーナーは「吊り橋」を渡らずに行けます。
私が泊まった106号室からはさらに奥に進んだ場所にあり、一瞬、屋外を通りますが屋根はあるので悪天候でも大丈夫です。

菊屋の無料ビール

生ビールはカップをセットしてボタンを押すだけで自動で完成!
このビールすごく美味しかったです。

菊屋の無料ドリンク

ハイボールとソフトドリンク。
お子様向けの甘いジュースもあります。烏龍茶もあるので、いつも事前に買ってくるドリンク類を用意しなくてすみました。

なお、ハイボールは「!注意!」のボタンを押してからじゃないと出てきません。注意ボタンをおしてもランプが点灯するのは一瞬なので素早く「ハイボール」のボタンを押してくださいね(笑)

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生ビールとハイボール飲み放題はお酒好きには最高のサービスでした!

アルコールを含む無料ドリンクコーナーを利用できる

水の語り部ツインルームのポイントまとめ

水の語り部ツインルーム”眺望なし部屋”について詳細をご紹介しました。
ポイントをまとめると以下の通りです。

Goodポイント
Badポイント
  • ニューオープンで綺麗な客室
  • 畳とベットで快適な居心地
  • 桂川沿いで半露天風呂付き
  • 無料ドリンクコーナーあり
  • ちょっぴり割安
  • お風呂や食事などの都度、吊り橋を渡る必要がある
  • 室内からの眺望はあるがプライバシーに難あり
  • 半露天風呂からの眺望はない

湯回廊菊屋の水の語り部は、古き良き日本建築と現代デザインが融合した居心地の良い空間で、個人的には大満足の宿泊体験でした。
木材がふんだんに使われた癒しのお部屋でくつろげましたし、無料ドリンクコーナーはかなりポイントが高かったです。宿泊棟が異なっても利用できる温泉施設や基本の食事は同じなので、金額が少しお得という点も嬉しいポイントでした。

温泉旅館に何を求めるのかの価値観や好みもあるので、良い点・悪い点を考慮して後悔のない宿泊プランを選択していただければと思います。この記事が、検討のお役に立てたならとても嬉しいです!

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