修善寺温泉の王道観光スポットを網羅する鉄板モデルコース!車なし1泊2日〜女子旅や1人旅にもおすすめ

修善寺温泉観光プラン_IC 修善寺温泉
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こんにちは、旅好き会社員はんぺんです

807年に弘法大師が開いたとされる伊豆最古の温泉「修善寺温泉」。
東京方面からも関西方面からもアクセスが良く、修禅寺を中心とした温泉街の和風な町並みは伊豆の小京都と呼ぶに相応しい趣があります

修禅寺や日吉神社、源氏ゆかりの史跡などに加え、竹林の小径や桂川にかかる赤い橋など風情あふれるスポットが多いのが特徴。近年は、恋の橋めぐりなど恋愛成就のパワースポットとしても注目されています。

この記事では、そんな修善寺温泉街の王道観光スポットを網羅する観光モデルコースをご紹介します。実際に足で歩いてまわった所要時間や混雑状況など詳細をレビューしますので、修善寺旅行を検討されている方はぜひ最後までご覧ください。

修善寺温泉 基本情報

修善寺温泉は、今から約1,200年前に弘法大師が発見したといわれています。
多くの温泉地がある伊豆半島の中でも由緒ある温泉地として名高い修善寺温泉は、鎌倉時代には源氏興亡の哀しい史実を秘めた舞台になるなど歴史があり、豊かな自然にも恵まれ、多くの文人墨客の史跡もある場所。そのため観光スポットや見どころが沢山あり温泉と観光のどちらも楽しめる人気の温泉地となっています。

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修善寺温泉街は大きくはないので主要な観光スポットは徒歩で巡ることができます

修善寺温泉へのアクセス

三島駅の看板

修善寺駅へは、JR三島駅に隣接する伊豆箱根鉄道「三島駅」から駿豆線に乗車して約35分。車窓から富士山を眺めながらのローカル線の旅を楽しみましょう。
修禅寺駅についたら南口を出て左手にバス乗り場がありますので、乗り場1・3番から乗車し、修禅寺温泉街まで約10分で到着します。

修善寺旅行1日目は温泉旅館でくつろぐ

修善寺のお土産物店

せっかく温泉旅行に来たのなら、ゆっくり温泉につかって日々の疲れを癒してくつろぎたいですよね。
そこで、到着日はあえて観光を詰め込まず、すぐに旅館にチェックインしてのんびり過ごしてはいかがでしょうか。

もし、早めに到着したので少し観光したいという場合は、温泉街中心地のお土産屋さんやカフェなどを散策することをおすすめします。

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若者や女性の観光客も多く、おしゃれで映えるスイーツショップなどがどんどん増えています

伊豆修善寺「湯回廊菊屋」に宿泊

湯回廊菊屋外観

今回は、修善寺温泉街バス停の目の前にある老舗温泉旅館「湯回廊菊屋」に宿泊しました。
夏目漱石も愛した明治創業の歴史ある老舗旅館です。
約5000坪の見事な日本庭園や長い回廊など歴史を感じる風情と重厚な佇まい、庭園露天風呂や無料で利用できる貸切風呂、エリアごとに趣向を変えた客室、地産の旬の食材をふんだんに使ったお食事など、とても充実したくつろぎ時間を過ごすことができました。

菊屋の室内全体

修善寺温泉街の入口にあり、観光や買い物に便利な立地というのもおすすめポイント
創業約400年の歴史がありながらリニューアルにより過ごしやすい空間に進化していて、レトロ感と新しさが調和した居心地の良い宿です。
旅館全体施設・温泉・客室・食事・サービス・価格などのトータルバランスが良いので、修善寺温泉に行くならぜひ宿泊候補に入れてほしい優良旅館です

「湯回廊 菊屋」の基本情報や滞在体験の詳細はこちらの記事にまとめています

修善寺旅行2日目は観光スポットめぐり

2日目は修禅寺温泉街の王道観光スポットを徒歩でめぐります
「湯回廊菊屋」のチェックアウト時間は11時なので、朝も温泉に入ってのんびりしてから観光をスタートしました。

修善寺温泉街の主な見どころは桂川沿いに集中していて全てをめぐっても2~3時間ほどです。裏路地まで足を伸ばすと源氏ゆかりの旧跡などがいくつもあります。
実際の所用時間がわかりやすいように、大まかなタイムスケジュールと合わせてご紹介します。

11:00 「修禅寺」を参拝

修禅寺の山門

まずは修善寺温泉の中心「修禅寺」をお参りします
807年に弘法大師によって開かれ、鎌倉幕府2代将軍源頼家の菩提寺として知られています。
応永9年(1401年)に火災を蒙り、伽藍を全焼して寺は荒廃し衰退しましたが、延徳元年(1489年)に再興されました。

修禅寺本堂
所在地静岡県伊豆市修善寺964
電話番号0558-72-2501
アクセス伊豆箱根鉄道修善寺駅よりバス約7分(終点「修善寺温泉」下車徒歩約3分)
公式サイトhttps://www.shuzenji-temple.jp/
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修善寺の手水舎は源泉掛け流しの温泉が使われています

宝物殿「瑞宝蔵」

修禅寺に隣接する宝物殿「瑞宝蔵」には、空海が温泉を湧き出させたという金銅の独鈷杵、北条政子が我が子頼家の冥福を祈って寄進した宋版放光般若経、岡本綺堂の名作「修禅寺物語」ゆかりの寺宝の面などが展示されています。

入館料大人300円/小中学生200円
開館時間8:30~16:30
(10月~3月は16:00 まで)

修禅寺のご利益

修禅寺は、伊豆八十八ヵ所の結願の場所としても有名で、非常にご利益のある寺の1つです。

御利益開運厄除、無病息災、社業繁栄、商売繁盛、学業成就・合格祈願、良縁成就、安産祈願、厄難消除
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地名の修寺とお寺の修寺は「ゼン」の漢字が違います

修禅寺の御朱印

修禅寺の御朱印

山門をくぐって参道の右側に寺務所があり、こちらで御朱印やお守りをいただくことができます。
修禅寺のご本尊、大日如来の御朱印をいただきました。

御朱印代300円
受付時間8:30〜16:30
(10月~3月は16:00 まで)
オリジナル御朱印帳1,300円

11:30 修善寺温泉「恋の橋めぐり」

修善寺は、源頼家と桂との愛を描いた「修禅寺物語」の舞台。
桂川にかかる朱塗りの欄干が美しい5つの橋には、恋愛成就や夫婦円満などそれぞれ恋にまつわる御利益があるとされています。

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願いを込めて、順番に橋を渡っていきましょう

渡月橋/良縁祈願

渡月橋

修禅寺のすぐ向かいにある渡月橋(とげつばし)の御利益は良縁祈願別名:みそめ橋)。
運命の出会いや理想の相手を求めているなら、良縁を願ってこの橋を渡って、素敵なご縁を引き寄せましょう。

虎渓橋/恋愛成就

虎渓橋

虎渓橋(こけいばし)の御利益は恋愛成就。別名は「あこがれ橋」です。
気になる人への思いを遂げたいなら、お相手のことを強く思いながら虎渓橋を渡りましょう。仲を深めるきっかけがつかめるかもしれません。

桂橋/子宝祈願

楓橋

桂橋(かつらばし)の御利益は子宝祈願。別名は「結ばれ橋」です。
愛する人の子どもを授かりたい方や、元気な子どもを産みたいと願うあなたはこの橋を渡りましょう。

楓橋/結婚祈願

楓橋(かえでばし)の御利益は結婚祈願。別名は「寄り添い橋」です。
お付き合い中の彼からのプロポーズを待っているあなたはこの橋を渡りましょう。ふたりで一緒に渡って、さりげなく気持ちをアピールしても良いかも!

滝下橋/夫婦円満

滝下橋

滝下橋(たきしたばし)の御利益は夫婦円満。別名は「安らぎ橋」です。この橋だけは欄干が朱塗りではありません。
今の相手と末永く一緒にいたいあなたはこの橋を渡りましょう。ふたりで手をつないで渡ると夫婦愛が深まりそうですね。

12:00 竹林の小径(ちくりんのこみち)

竹の小径

竹林の小径は、桂橋と楓橋の間にあり桂川に沿う遊歩道になっています。左右に見事な竹が立ち並び雅で風情ある雰囲気。
竹林の中央には竹製の円形ベンチがあり、仰向けになって空を仰ぐと空の青色と竹の緑色が美しいコントラストを見せてくれます。
日没後はライトアップされ、円形ベンチには切り絵が投影されるなど幻想的な雰囲気を楽しめます。

ギャラリー修善寺回廊

ギャラリー修善寺回廊

竹林の小径内にあるギャラリー「しゅぜんじ回廊」では、修善寺の四季の様子を写真で紹介しています。無料なので散策の途中に気軽に立ち寄れます。

12:30 河原湯(足湯)・とっこの湯・筥湯

河原湯(かわらゆ)

河原湯(足湯)

かつて共同浴場として親しまれていた河原湯が2010年4月に足湯としてオープン。
桂川に向かって横に並んで座って足湯を楽しめます。5〜6人で定員になりそうなサイズですが、散策の途中で川のせせらぎを聞きながら少し休憩するのに良いスポットです。

独鈷の湯(とっこのゆ)

とっこの湯

桂川で病気の父を洗う少年に心打たれた弘法大師が独鈷(仏具)で川の岩で打ち霊湯を沸き出させ、温泉療法を伝授したと伝わる、修善寺温泉のシンボル。
いわゆる修善寺温泉発祥の温泉で、伊豆最古のものと言われています。

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現在は観光施設として管理されており、入浴はもちろん足湯も出来なくなっています

筥湯(はこゆ)

筥湯

修善寺にはかつて7つの外湯がありました。現在まで残ったのは「独鈷の湯」のみでしたが、平成12年に筥湯がオープンし、外湯が復活しました。
檜造りの湯舟は源泉掛け流し。内風呂のみの小さな温泉施設ですが、風情ある温泉情緒を味わえます。

営業時間12:00~9:00
入湯料小学生以上350円
※湯仲間150円

温泉の外には、高さ12mの展望所「仰空楼(ぎょうくうろう)」が併設されています。
入場料は無料で、「筥湯」に入浴しなくても中に入ることができます。

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少し階段を登った高台から、修禅寺温泉街を眺めるのもおすすめです

13:00 名物のお蕎麦でランチ

お蕎麦ランチ

修善寺の名物は、わさびやしいたけ、黒米などが有名です。清らかで豊富な水か必要なワサビ栽培が盛んな場所には美味しいお蕎麦が必ずあります

修善寺温泉にも人気のお蕎麦屋さんがいくつもあり、ランチどきはどこも行列になっています。
もし、有名店に立ち寄りたいのであれば時間に余裕をもって行列覚悟で行きましょう。
旅館の豪華な朝食でお腹がみたされているのなら、ピーク時間を少しずらすのも良いと思います。

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筥湯のすぐ近くにある「四季紙」は超人気店ではないですが席数が多く比較的早く入店できます。メニューが豊富で、とろろ蕎麦もとっても美味しかったです!

14:00 指月殿(しげつでん)

指月殿

指月殿は、北条政子が息子である頼家の冥福を祈って建立した経堂。伊豆最古の木造建築物といわれています。堂内中央に、右手にハスの花を持っている丈六釈迦如来座像が安置されています。

堂に向かって左手には、鎌倉二代将軍源頼家の墓と十三士の墓が佇んでいます。

源頼家(みなもとのよりいえ)の墓

源頼家の墓

正治元年(1199年)に父・頼朝の後を継いで18歳で鎌倉幕府の二代目将軍となった頼家は、わずか6年で修善寺に流され、元久元年(1204年)に祖父・北条時政の手で暗殺されました。

右側の碑は、元禄16年(1704年)頼家の500周忌にあたって、時の修善寺住職・筏山智船和尚が建てた供養塔で、墓はその裏側にある2基の小さな五輪石塔です。

十三士の墓(じゅうさんしのはか)

十三士の墓

北条氏との確執で、病気を理由に修善寺に配流された頼家が暗殺された6日後、頼家の家臣らは謀反を企てたが挙兵以前に発覚して殺されたと記されています。
この墓は、その頼家の家臣13名の墓として伝えられています。

お伺い石(おうかがいいし)

お伺い石

境内にあるお伺い石。想いを込めながら持ち上げ、軽く感じたらその想いが伝わると言われています。もし重く感じてしまったら指月殿に祈願しましょう。

14:30 赤蛙公園

赤蛙公園

修善寺温泉街の西の端、瀧下橋のほとりにある小さいながら風情のある公園です。
4月には満開の桜を楽しめるほか、蛍の生息地なので5月下旬~6月上旬ごろには天然の蛍を見ることができます。

散策途中に、桂川のせせらぎを聞きながら少し休憩するのにちょうど良いです。

15:00 源範頼(みなみとののりより)の墓

源範頼の墓

源範頼は、源頼朝の異母弟で、義経の異母兄です。
建久4年(1193年)、源頼朝に謀反の疑いをかけられた源範頼は修善寺に幽閉されました。その後、梶原景時の不意打ちに会い、防戦の末自刃したと伝えられています。

源範頼の墓は修禅寺から西の小山地区の山腹にあり、赤蛙公園から徒歩で10〜15分ほどかかります。
高台にあるので修禅寺温泉街を一望できる開放的な景色も楽しめます。近くには茶処などもありました。

15:30 日枝神社(ひえじんじゃ)

日吉神社の鳥居

最後は、縁結びや子宝のご利益スポット日枝神社に参拝します。

日枝神社は、隣にある修禅寺の鬼門に当たり、もとは修禅寺の山王社(鎮守)で弘法大師の建立といわれています。明治初年(1868)の神仏分離令により分離されました。
日枝神社境内は源範頼が幽閉されていた信功院があった場所でもあります。

日吉神社の本殿

参道を進んで一番奥にある拝殿は歴史を感じる荘厳な雰囲気があります。

境内にそびえる根周り約5.5m、高さ約25mの「一位樫」は、伊豆には珍しい樹木として県の天然記念物になっています。

御利益

日枝神社は子宝祈願の神社として有名です。

ご利益子宝祈願、厄除け、安産、縁結び、商売繁盛、社運隆昌

夫婦杉

夫婦杉

2本の杉の根元が一つになっている樹齢800年以上の「夫婦杉。以前は2本の杉の間に階段が設けられ、くぐることができましたが、現在は樹木保護のため階段は外されています。
夫婦円満や子宝を夫婦杉にお祈りしてはいかがでしょうか。

御朱印

修善寺日吉神社の御朱印

直書きで御朱印をいただきました。
オリジナル御朱印帳の販売はありません。

御朱印代300円
受付時間9:00〜16:00

最後に

修善寺温泉の王道観光スポットを網羅するモデルプランをご紹介しました。
所要時間は、それぞれじっくり見てまわった場合の参考ですので、手際よく巡れば2〜3時間程度で見て回ることもできると思います。

開湯から1200年以上の歴史がある修善寺温泉。桂川沿いの温泉街は和の情緒たっぷりで、伊豆の小京都と言われるのが納得の素敵な場所でした。
恋の橋めぐりや日吉神社は恋愛のパワースポットとしても人気で、おしゃれなカフェやスイーツのお店も増えており、カップルや女子旅を楽しむ方で賑わっています。

東京方面からも関西方面からもアクセスが良く、観光スポットがコンパクトな距離感にまとまっている修禅寺温泉街。ぜひ温泉旅館とセットで、自然豊かで風情ある街散歩を楽しんでください。

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